LITALICOジュニアのパーソナルコースを検討されている親御さんの中で、こんな疑問を持っていませんか?
- パーソナルコースって、どんなプログラム内容なのだろうか?
- 他の療育施設と比べて、LITALICOジュニアのパーソナルコースの強みは何だろうか?
- 高額な料金を支払う価値は本当にあるのだろうか?
本当に子どものためになるのだろうかどうかは、親としては非常に気になるところではないでしょうか。
そこで、今回の記事では、LITALICOジュニアのパーソナルコースがおすすめできる理由を5つ詳しく説明します。
LITALICOジュニアのパーソナルコースは、9ヶ月コースで約90万円。
一見高額に見える料金ですが、それだけの費用がかかるのはきちんとした理由があります。
記事の後半では、パーソナルコースを選ぶ親が注意しなくてはいけない点を解説しています。
LITALICOジュニアの療育に少しでも興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。
Table of Contents
LITALICOジュニアには2種類のコースがある
LITALICOジュニアには、以下の2つのコースがあります。
- スタンダードコース
- パーソナルコース
スタンダードコースは、一般的な児童発達支援や放課後等デイサービスのように、受給者証に基づいて利用できる公的な料金のコースです。
ですが、LITALICOジュニアはその質の高さゆえに大人気。
一つの教室で平気で数百人以上児童がいるため、順番が来るのが6年後などになるものことも…。
そのため、LITALICOジュニアの療育を受けるなら、自費療育であるパーソナルコースを選択することになります。
本記事では、LITALICOジュニアの自費療育であるパーソナルコースに限定してお伝えしていますよ!
LITALICOジュニアの教室数は、全国で120以上ありますが、パーソナルコースに対応した教室は以下の25教室のみです。(2023年12月時点)
【東京都】中目黒|池袋|荻窪|大井町|お茶の水|町田|立川|赤羽|東銀座|月島|高田馬場|三軒茶屋|明大前|巣鴨|石神井公園西口
【神奈川県】横浜|藤沢|センター南|横浜桜木町|溝の口|武蔵小杉
【埼玉県】大宮|浦和
【千葉県】松戸|船橋
>>教室検索はこちら
パーソナルコースについて|LITALICOジュニアが提供する個別対応教育
LITALICOジュニアのパーソナルコースは、0歳から高校生までの幅広い年代に対応した教育を提供しています。
細かくに分けると、
- 0〜2歳:早期の発達サポートを重視
- 3〜6歳:言葉やコミュニケーションスキルの向上
- 小学校低学年:読み書きなどの今後の学習の土台となる力の向上
- 小学校高学年:対人トラブルへの対処スキルの向上
- 中学生・高校生コース:不登校や学習遅れ、ソーシャルスキル支援
このように、ライフステージに応じた特有の困り感について、支援を行ってもらえます。
どの年代のお子さんでも、専門的なアセスメントに基づく個別最適な学習計画が特徴で、さらに保護者向けのプログラムが必ず含まれています。
保護者向けのプログラムは、家庭でも月36時間以上取り組むことが求められる内容の非常に濃いプログラムとなっています。
自費療育の効果を最大限に発揮する重要な内容ですので、次でも詳しく紹介します。
パーソナルコースの最大の特徴|家庭での学習が月36時間以上
先ほど述べたように、5つのライフステージに分かれてパーソナルコースが提供されていますが、基本的な構成は以下の通りです。
- 個別指導(週1回1時間分)
- 家庭での学習(週約9時間分)
- 保護者へのサポート
これらについて、一つずつ紹介していきますね。
①個別指導(週1回1時間分)
週に1回の個別指導は、専任スタッフによる完全マンツーマン授業が行われます。
1回の授業は、約1時間です。
この時間で、専任スタッフは、お子さんへの療育を行います。
同時に親は、スタッフの指導の仕方、声かけの仕方などを学びます。
②家庭での学習(週約9時間分)
1時間の授業の後は、次の授業を迎える1週間後までに、家庭で約9時間家庭での療育を実践します。
これは、親の役割とも言えます。
週に9時間の家庭での学習なので、月4回、つまり36時間以上は家庭で療育を実践する必要がありますね。
家庭で親が子どもへの適切な関わり方を実践していきます。
もちろん、スタッフから詳細なアドバイスと教材提供がありますよ。
9ヶ月の集中的なトレーニングによって、親も子どもと一緒に学びます。
③保護者へのサポート
家庭での学習をサポートするために、今週の子どもへ関わり方がどうだったか?をスタッフと毎週振り返ります。
もちろん、関わり方を教わっていても、最初は思うように声掛けができません。
しかし、毎週専任スタッフからフィードバックをもらうことで、徐々に親としての関わる力を成長させていくことが可能です。
そのほか、発達障害に関する総合的な知識を深めるための学習動画が、専用サイトで公開されています。
このように、パーソナルコースでは、個別指導(週1回1時間分)+家庭での学習(週約9時間分)を4週行うことで、40時間の療育時間を確保しています。
そして、トータル40時間の療育効果を最大限発揮させるために、保護者の関わり方を後押しするためのサポートが徹底されているのです。
注目すべきは、②家庭での学習です。
「教室での支援員の関わり方を親も吸収し1週間実践する」
こんなつもりで、パーソナルコースに臨みましょう!
パーソナルコースのプログラム|応用行動理論がベース
パーソナルコースのプログラムの理論的な特徴について、触れていきますよ!
パーソナルコースでは、応用行動理論の行動分析をベースに、こどもの困りごとの原因を探り、解決に向けた根拠ある方法を考えていきます。
応用行動理論とは、療育に携わる人なら誰でも知っている有名な理論の一つです。
子どもが問題行動を起こすには必ず原因があり、その原因で行動を起こし、そして結果をもたらします(下図)。
例えば、あるこどもが、宿題の時間になったら、かんしゃくを起こし、最終的に母親が宿題させるのを諦めさせたとします。
これは、上記のように、先行条件(A)、行動(B)、結果(C)と問題行動を分解することが可能です。
そして、この分析をもとに、どこに焦点を当てたら、宿題がきちんとできるようになるのか、を根拠を持って考えることができるようになります。
パーソナルコースでは、このような応用行動理論の行動分析をベースにして、お子さんの、どんな先行条件や行動、結果に着目して改善すると良いのかを、専任スタッフから指導してもらうことができます。
応用行動理論が向かない子どももいます。
例えば、過敏や鈍麻など感覚の問題を抱える子には、感覚統合理論の方が、アプローチの手段として妥当なこともあります。
理論は、こどもに関わる上での手立ての一つに過ぎないので、絶対ではありません。
したがって、パーソナルコースのプログラムに合わない特性の子どももいることも押さえておきましょう。
パーソナルコースの具体的指導事例|小学校低学年を想定
LITALICOジュニアのパーソナルコースは、完全オーダーメイドの個別指導なので、どんなお子さんでも最適な支援を立案してくれます。
ここでは、公式サイトに掲載されている以下の指導例について紹介していきます。
(①個別指導について)
例)指導の中で、セルフコントロールについてスキルを身につけます。「できない」と思う課題でも「まずは1問やってみて、わからなければ先生や親に聞こう」と、見通しを立てて取り組む練習をします。
お子さまに合わせて、達成基準を設けます。例えば「補助なしで8割、目標となる行動ができたら達成」として、次の行動にステップアップします。(②家庭での学習について)
お家で特定の行動をたくさん褒めて増やす計画シートをお渡し、お子さまに合わせた計画をプランニングさせていただきます。
家庭でも、自分で見通しを立ててプリントに取り組めたときにはたくさん褒めてあげましょう。(③保護者へのサポートについて)
援助要求が難しい・見通し不安があるお子さまとの関わり方について、講座や面談などを交えつつ授業をおこないます。
LITALICOジュニアパーソナルコース(小学校低学年コース)
この指導事例が見てわかるポイントとしては、勉強までに時間がかかる原因を本人のやる気のなさで片付けていないところです。
なぜ、学習に気持ちが向かわないのか?を細かく分析していないと、上述のような指導はできないです。
例えば、算数でわからない問題に出くわすのが怖いから、勉強がやりたくなかったとします。
その場合、勉強量をたくさん増やすよりも、わからない問題が出てきた時に、先生や親にスムーズに助けを求める力を養う方が支援としては賢いです。
問題の本質は、算数が解けないことではなくて、勉強となるといちいち駄々をこねて周りに迷惑をかけることです。
その行動スタイルでは、勉強が身にならないだけではなく、適切な社会性も積み上がっていきません。
このように、パーソナルコースでは、専任スタッフによる子どもの問題行動の分析を明確に行なった上で、適切な目標設定と支援を行ってくれます。
LITALICOジュニアのパーソナルコース|初回の費用とその内訳
LITALICOジュニアのパーソナルコースの費用構造は、以下のとおりです。
- 入塾金:教室への入会時に必要な初期費用。
- アセスメントパック:子どもの能力や特性を把握するための評価プログラム。
- 授業料:1回ごとに発生する費用(月4回以上)。
- 教室運営費:教室の維持管理に関連する費用。
そして、9ヶ月間、通った場合の料金は以下の通りとなります。
- 入塾金: 16,500円
- アセスメントパック: 49,500円
- 授業料(月4回): 22,000円 × 4回 = 88,000円
- 教室運営費: 3,850円
- 合計(税込み): 16,500円 + 49,500円 + 88,000円 + 3,850円 = 157,850円
- 授業料(月4回): 22,000円 × 4回 = 88,000円
- 教室運営費: 3,850円
- 合計(税込み): 88,000円 + 3,850円 = 91,850円
- 初回合計費用: 157,850円
- 8ヶ月間の月額費用: 91,850円 × 8ヶ月 = 734,800円
- トータル費用: 157,850円 + 734,800円 = 892,650円
以上の計算により、初回合計費用は157,850円、月額費用(2ヶ月目以降)は91,850円、9ヶ月間のトータル費用は892,650円となります。
約90万円と決して安いとは言えない金額ですが、子どもの将来のことを考えるのであれば、今これくらいの金額を投資しても良いと考えます。
その費用対効果を考えるポイントは、記事の後半で触れていきます。
パーソナルコースをおすすめする5つの理由
ここからは、パーソナルコースをなぜおすすめできるのか、その理由を5つ詳しく紹介します。
理由①子育ての方向性が定まる
パーソナルコースがおすすめな1つ目の理由は、子育ての方向性が定まることです。
先ほども述べたように、パーソナルコースでは、行動分析に基づき、
- うちの子は何ができて、何ができないのか、
- どういう環境ならできるのか、
- また今の年齢(または発達段階)を踏まえると、次に何を目標にすべきなのか、
これらのことが明確になります。
そして、同じような年齢の子と比べるのではなく、自分の子どもの発達段階に合わせて、関わり方を考えられるように、スタッフから教えてもらいます。
このように、親が何を目標に子育てをしていけば良いのか、その方向性が明確になるため、パーソナルコースがおすすめできる理由の一つとなります。
子育ての方向性がブレブレだと、お子さんの同じ問題行動に対して、感情で怒ってしまったり、逆に優しくしたり、と子どもも親も混乱してしまいます。
理由②発達障害の理解が深まる
2つ目の理由は、発達障害の理解が深まることです。
子どもを育てる上で、親が発達障害の知識を持つべき最大の理由は、子どもの良き理解者になることができるからです。
発達障害の理解が広まったといえども、学校でも特別な配慮を必要とする子どもへの支援が浸透しているとはいえません。
周りが我が子の特性を理解できなくても、せめて親である自分が、最大限理解することが子どもの健やかに育つ一歩となります。
パーソナルコースでは、動画教材で発達障害に関する知識を学ぶことができる上に、子育てにおける療育実践に対して、毎週専任スタッフからフィードバックもらうことができます。
このような学びと実践を通して、親としても子どもの良き理解者として成長していくことが可能です。
理由③こどもの愛着形成が強くなる
3つ目の理由は、こどもの愛着形成が強くなることです。
子どものことをよく理解できると、親子の愛着関係が強くなります。
愛着とは、特定の人(特に父母)に対する情的な絆のことです。
お子さんの困りごとを減らしていくには、発達障害の特性だけではなく、愛着形成不全に対しても懸念しておくことが、とっても大切になります。
子どもは学校でどれだけ傷ついたことがあっても、お父さんお母さんに言えば理解してもらえると、心が安定するのです。
発達障害のあるお子さんの場合は、特に学校で傷つく体験をする可能性は健常の子どもに比べて多いです。
特性のことを理解されずに先生から怒られたり、友達から仲間外れにされたりすることは普通の子に比べてどうしても多いです…。
だからこそ、傷ついた気持ちを癒す安全基地と言える親子関係を強力にすることが、子どもの心の育ちを後押しします。
パーソナルコースでは、親も学びと実践をするため、子どもの良き理解者として成長することが可能であると、一つ前で述べました。
すなわち、親子関係の絆を深めることにつながるのです。
子どもに自分の意見を聞いてもらいたいと考えるのであれば、特性を理解するのと同時に、「お母さんがお願いすることなら聞いてもいい」と思ってもらえる信頼関係を築くことが重要だと言えます。
理由④アセスメントから一貫した支援を受けられる
4つ目の理由は、アセスメント(初回評価)から一貫した支援を受けられることです。
実は、WISCやK-ABCなど知能検査を受けたとしても、その結果はほとんど活用されないと言っても過言ではありません。
例えば、クリニックでWISC検査を受けて、他の能力に比べてワーキングメモリ(※)が低いとわかったとしましょう。
しかし、ワーキングメモリの低さを考慮した学習指導や生活指導を、定期的にクリニックがアドバイスしてくれるわけではありません。
私のママ友の話では、検査結果を学校や放課後等デイサービスに見せても誰もその解釈がわからないと言うことでした。
一般的には、検査は病院。支援は学校や放デイ、自宅にやる…。
検査結果をそれぞれ独自に解釈して、思い思いの支援をするので、一貫性がないということでした…。
一方で、LITALICOジュニアのパーソナルコースでは、最初にアセスメントをしっかり行います。
そして、アセスメント結果を踏まえて、9ヶ月間の支援に活かしてくれるのです。
具体的には、週に1回の直接支援と親への関わり方フィードバックなどですね。
アセスメント結果を、LITALICOジュニア内で完結して支援してくれるのがとてもいいところです!
このように、パーソナルコースでは、アセスメント結果を踏まえて根拠に基づく療育を行なってくれるため、お子さんの問題行動が改善することに大いに期待できます。
(※)ワーキングメモリとは、情報を一時的に保持し、それを操作する能力のことです。例えば、子どもが足し算を行うとき、計算過程や中間結果を頭に保持しながら問題を解かなければなりません。「14 + 9」を計算する場合だと、ワーキングメモリは数値を一時的に保持し、計算途中で情報を操作します。
理由⑤保護者向けプログラムが充実
最後の理由は、保護者向けプログラムが36時間以上と充実していることです。
パーソナルコースでは、教室授業の4時間(1時間×月4)と36時間の家庭療育(9時間×4週)の計40時間以上のプログラムを9ヶ月間継続することが前提となっています。
なぜ親に負担がかかるようなプログラムを組んでいるのかといえば、パーソナルコースでやっていることを家庭でもできなければ、根本的な問題解決にならないからです。
例えば、いくら療育場面で上手にコミュニケーションができたとしても、学校や家でもできなければ、本当の意味で改善できたとは言えないでしょう。
パーソナルコースでは、療育でよくあるこの矛盾を正面から取り組み、保護者にもしっかり家庭療育をする時間を設けさせていることが、サービスとして最も特徴的であり、素晴らしいところだと言えます。
逆に、支援者に任せきりにしたいと考えているのであれば、パーソナルコースはまったくおすすめできません。
LITALICOジュニアのパーソナルコース|一般的な療育施設との違い
療育を受けられる施設は何もLITALICOジュニアだけではありません。
公的機関の通園施設や療育センター、受給者証で通所できる児童発達支援または放課後等デイサービスがあります。
LITALICOジュニアとこれら既存の施設と違いを述べる上で、療育の量と質に雲泥の差があることを知らなくてはいけません。
パーソナルコースの療育の量
パーソナルコースの療育は、既存の療育施設と比べて、圧倒的にその量が違います。
改めてパーソナルコースのプログラム内容を見てみましょう。
パーソナルコース | 療育センター | |
支援 | 50分 | 40分〜60分(2〜3単位) |
頻度 | 月4回以上 | 月1〜2回 |
その他 | 保護者向けプログラム:月36時間以上 | 施設に委ねられる |
療育センターは、専門職で構成された医療福祉チームなので、エビデンスある素晴らしい療育を受けられることでしょう。
しかし、基本的に療育センターは予約を取るのが困難です。
月に1回とれたら良い方です。
しかも、年齢が低い子が優先されるので、学年が上がればどんどん行きにくくなる傾向になります。
また、LITALICOジュニアのような徹底した保護者プログラムは、どの療育センターもそこまでやりません。
一度療育センターに通わせたことのある親ならわかると思いますが、心理士さんやOTさんが支援しているのを遠くから見ているだけで、親の関わり方のトレーニングをしっかり受けているわけではないのが現実のはずです。
残念ながら、月1回程度の療育で子どもの困りごとがよくなるのは難しいですし、専門家の介入でできるのと、家庭や学校でできるのはまた別問題です。
問題の本質は、何も解決しない可能性もあります。
このように、LITALICOジュニアは、保護者向けプログラムを含めた圧倒的な療育の量があるため、療育の効果が大いに期待できます。
パーソナルコースの療育の質
療育の質に関しては、一般的な療育施設(児童発達支援や放課後等デイサービス)では、当たり外れが大きすぎます。
特に、預かり型と呼ばれる長時間、子どもの面倒を見るタイプの放課後等デイサービスは、子どもを預かるだけで精一杯なところもあります。
むしろ、放デイは療育というよりも、サードプレイス的な居場所の要素を求める傾向も出てきているので、高い専門性を求めること自体が間違っているのかもしれません…。
なので、ここで比べるべきは、放課後等デイサービス(または児童発達支援)の中でも個別療育のスタイルをとっているところなので、以下の表で比較してみましょう。
パーソナルコース | 個別療育型の放デイ(児発) | |
支援 | 50分 | 30分〜60分 |
頻度 | 月4回以上 | 月4〜8回(※週に1〜2回を想定) |
その他 | 保護者向けプログラム:月36時間以上 | 施設の空き状況次第で、多くの利用が可能 |
療育時間に関しては、現在の制度だと30分以上の支援であれば、1回の支援として算定できる仕組みとなっています。
そのため、施設によって、本当に30分程度のところもあれば、1時間やってくれるところと、ムラがある実情です。
一方で、パーソナルコースでは、専門の担当指導員が完全マンツーマン。
さらに、月36時間以上の保護者向けプログラムまで含めて、サポートしてくれます。
ちなみに、LITALICOジュニアの専門性の高さについては、体験授業後の相談で話を重ねる段階で、指導員が高い専門性を持っていることがすぐにわかるはずですよ。
個別療育型の回数を多くとることができれば、個別療育型でも十分、療育効果を期待できます。
しかし、放デイ業界は慢性的な人手不足の状態で、支援者の質が一定に担保されているとは言えません。
ところで、LITALICOグループの求人倍率をご存知ですか?
毎年3万人以上が応募して、その1%しか受からない人気企業です。
他の放デイは来るもの拒まずで、人がやめては採用する傾向があるのを踏まえると、療育の質が高いことが容易に想像つきます。
療育の質を担うのは、紛れもなく人間ですので、素質のある優秀人材を採用していることが推測されますね。
このように、パーソナルコースでは、療育の質も量も、非常に高いレベルで提供していることがお分かりいただけるでしょう。
昔は公的な療育機関しかなかったのが、LITALICOのような自費療育サービスが出てきたおかげで、希望すれば誰でも利用できる良い時代になりましたね!
LITALICOジュニアのパーソナルコース|他社の民間療育と比較
LITALICOジュニアのパーソナルコースは、受給者証によらない療育なので、民間療育と同じ位置付けになります。
ここで言う「民間療育」とは、受給者証に依存しない完全自費の療育サービスのことを指しています。
他社の民間療育との違いを比較してみましょう。
LITALICOジュニア | 幼児教室コペル | リンク | |
内容 | 行動分析をベースとした支援および保護者向けプログラム | 非認知能力(自己コントロールや協調性など、点数化しにくい能力)を伸ばす支援 | 理学療法、作業療法、言語療法など専門職による支援 |
対象 | 0〜18歳 | 0~6歳 | 0〜18歳 |
月額料金 | 88,000円〜(月4回) | 17,600円〜(月4回) | 22,000円〜(月4回) |
場所 | 全国25教室(4都道府県) | 全国60以上の教室(21都道府県) | 1教室(神奈川県のみ) |
備考 | ・月額料金に加え、アセスメントパック料金等の初期費用あり ・9ヶ月の集中療育 | ・発達障害児向けではない ・発達支援を受けたい場合は、児童発達支援スクール コペルプラス | ・1回5,500円から単発利用可能 ・医療専門職による支援あり |
上記のサービスは、どれも受給者証によるものではなく、完全自費のサービスです。
月4回、療育を受けることを踏まえると、一番料金が抑えられるのが、コペルとなります。
ですが、残念ながら発達障害児向けではない上に、小学生が対象に入っていません。
また、理学療法や作業療法などの専門職による発達支援を受けられるのが、児童発達支援と放課後等デイサービスでもあるリンクです。
ですが、神奈川県にしかないので、行ける人が限られてしまいます。
そして、LITALICOジュニアのパーソナルコースは、どのサービスよりも料金は高いものの、すべての年齢に対応していますし、教室数も多いです。
教室数を増やしても、どの教室でも高い支援の質を提供できる工夫が施されています。
どの教室でも質の高い支援が行われている点については、本記事の「パーソナルコースをおすすめする5つの理由」で、すでに紹介していますよ。
どのサービスもすばらしいですが、自分のお子さんの年齢や困りごと、そして今どこに住んでいるのか、によって選べるサービスが変わってくるでしょう。
特性のある子どもにとって、一番厄介なのが二次障害
ここまで、LITALICOジュニアのパーソナルコースについて、詳しく紹介してきましたが、子どもと親にとって、一番厄介になるのが二次障害になることです。
二次障害というのは、自分に自信が持てなくなって挑戦できなくなったり、学校に行きたくなくなったり、うつっぽくなったり、という状態を指します。
また、親や先生、ほかの子どもに対して暴力・暴言をする場合もありますし、物を盗んだり、ひどく嘘をついたり、非道徳的な行動をすることもあります。
そのため、親としては、発達障害の有無よりも二次障害が一番困るのです。
そして、発達障害があると、環境とうまく馴染めずに、二次障害に陥りやすいことは必ず知っておかなくてはいけません。
環境というのは、学校だったり、その子と関わる大人だったりのことです。
子どもにとって、特性に配慮された学校環境とは限らないです。
周りの大人(教師など)が配慮ある関わりをやってくれる保証はありません。
親としては、子どもをしっかり守っていく必要があります。
注意点:パーソナルコースでは親の主体的な学びが不可欠
パーソナルコースを利用する上で、最も大切なことは、親の主体的な学びが不可欠なことです。
パーソナルコースの最も特徴的なところは、月36時間、週に9時間の家庭療育のプログラムが組まれていること。
つまり、自分の子育てスキルを上げようとせずに、「子どもをなんとかしてください」と丸投げしていると、成立しないプログラムになっているのです。
そのため、パーソナルコースを申し込む親御さんには、”自分が”子どもの強みを伸ばして育てていけるようにするためにはどうすれば良いのか?を主体的に学ぶ姿勢が必要だと言えます。
パーソナルコース|体験授業と入会の流れ
パーソナルコースの入会するには、最初に体験授業を受ける必要があります。
体験授業の内容としては、50分授業、そして20分のペアレントトレーニングの70分構成の体験です。
体験後に、スタッフから今後のポイントを押さえた支援計画を伝えてもらいます。
申し込むと9ヶ月間のみっちりプログラムが始まるため、ミスマッチを防ぐために、ここで十分に相談しておくことをおすすめします。
体験授業の料金は、公式サイトには明記されていませんが、約2万円だと思っておいてください。
リタリコのパーソナルコース、体験だけで2万オーバーとか手が出ないよー!!
— なち@自閉知的3歳育児中 (@marushiumai83) May 10, 2022
すごい気になるけど!!
本当にそれだけの価値があるのかな??
もうこの子のためになるなら2万くらいだったら。。。とか思ってしまう。
勇者がいた!!!2万だとどうしても期待値上がっちゃいますよねぇ…やっぱり高いだけのことはありつつも…高すぎるーー😭😭って感じなんですかね😖😖通える範囲で公費補助内の療育全滅だったら奥の手…とは考えているんですが、体験の時は入会の勧誘とかゴリゴリくる感じはありましたかね???
— ぽむぽむ@発達ゆっくり2y6m (@pom_ppom_pppom) October 28, 2023
まとめ:迷っているなら体験授業に行ってみよう!
LITALICOは、首都圏に教室を構えている教室です。
もし、お住まいの地域に教室があるのあれば、一度体験授業に行くことをおすすめします。
やはり、実際に話を聞いてみないと、うちの子に必要なサービスかどうかの判断はできません。
ある程度の費用を投資するわけですから、子どもの将来にとって有益かどうかの判断は親としてはする必要があります。
もしかすると、早期療育よりも、プログラミング教室やロボット教室など、別のことにお金をかけた方が子どもの将来にとって最適かもしれません。
その判断をするためにも、まずは体験授業に申し込むことを強くおすすめします。
お子さんの苦手を補い、強みを最大限に活かせる選択ができることを応援しています!
首都圏に25教室
LITALICOグループは、発達障害児向けのプログラミング教室も展開しているので、プログラミングと相性が良さそうであれば、こちらの記事もご覧ください。