今回の記事は、Tech Academy (テックアカデミー)で、Unityを勉強しようと考えている人向けに書かれています。
本格的にUnityができるようになりたいと思って、プログラミングスクールに通おうとすることは、すばらしいことです。
しかし、明確な目的を持たずに、スクールに通うと、高額な受講料を払った割には、スキルが身につかないこともあります。
私も昔テックアカデミーのUnityコースを受けましたが、正直全くスキルがつきませんでした。
今でこそ、ある程度自分でゲームを作れるようになりましたが、「もっとこうしておけばよかったな…」と後悔することが多々あります。
そこで、今回の記事では、私の失敗談も併せて、テックアカデミーでUnityを学ぶ上での心得を解説します。
テックアカデミーでUnityを勉強しようと思っている方は、申し込む前にぜひ読んでみてください。
Table of Contents
その前に:Unityって何?どんなゲームが作られている?
Unityというゲーム開発エンジンは、ゲーム制作を民主化したと言われるくらい、Unityの登場で誰でもゲームを作れるようになりました。
誰でもゲームを作れるというのであれば、「大したゲームは作れないんじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはないんです。
子供たちに大人気のスーパーマリオランや白猫プロジェクトなど、有名なスマホゲームがなんとUnityで作られているんですよ。
また、UnityはVR(バーチャルリアリティ)との相性も良く、Unityを使ったVRゲームもたくさん開発されています。Unity市場は今後も需要が高くなっていくことが予想されるので、勉強しておいて損はありません。
テックアカデミーのUnityコースカリキュラムは?
TechAcademyのUnityコースカリキュラムは大きく分けて4つあります。
- Unityの勉強環境を整える
- Unityに使うC#の基礎を学ぶ
- ゲームを使いながらUnityを勉強する
- オリジナルのゲームを開発する
カリキュラムの前半では、メンターとのやりとりをするためのツール(SlackやTalky)をインストールしたり、作ったゲームをメンターに見てもらうためのクラウド上に保存するサービス(GitHub)の使い方を学んだりします。
Unityで使うC#というプログラミング言語の基礎を学んでから、実際のゲームを作りつつUnityを勉強していきます。ゲームは2Dと3Dの両方の開発の仕方を学べますよ。
カリキュラムの最後では、オリジナルゲームの開発に取り組むことでさらに、Unityの知識を深堀することができます。
テックアカデミーのUnityコースは最短で4週間!
テックアカデミーのUnityコースは全部で4つのプランが用意されています。一番安いプランは、4週間プランで、社会人は、149,000円となっていますね。(2022年6月時点で、174,900円に値上げ)
テックアカデミーで推奨しているUnityコースの学習目安時間は合計145時間となっていますから、もし4週間プランの場合は、1日あたり約5時間の勉強時間を費やす必要があります。
社会人だと、仕事が終わってからの学習となるでしょうから、4週間だとちょっとしんどいかもしれませんね。
私は16週間プランを受講しましたが、ゆとりを持ってUnityを基礎から学ぶことができたと実感しています。
ゆとりをもって学べたのはたしかですが、もっと工夫すればよかったと反省しています…。その理由は、記事の次の章から解説していきます。
Unityエンジニアによるメンタリングの数は、4週間プラン(7回)と比べ、16週間プラン(31回)では、4倍になるため、より深くUnityを学ぶことができますよ。
テックアカデミーのUnityコースを受けた私の感想
私がテックアカデミーでUnityを勉強したのは、2017年。
16週間コースを約30万円で受講しました。
良かったのか、悪かったのか、今でもわかりませんが、はっきり言えるのは「もっと、やる気を持ってどんどん勉強すれば良かった…」と後悔しています。
というのも、テックアカデミーを受講しても、全く自分でゲームを作れるようになれなかったからです。
30万円も払って、自分でゲームを作れない。何のために高い受講料を払ったのか、わかりませんでした。
あれから、5年経ってようやく自分でゲームを作れるようになりましたが、ゲームを作れるようになったのは、正直テックアカデミーのおかげというよりは、そのあと良いメンターと良いサロンに出会えたのが大きいです。
ですから、これからテックアカデミーを受講する方には、私みたいにお金を無駄にすることなく、やるならしっかり有効活用してほしいと願っています!
テックアカデミーでたくさんスキルを身につけたいと意気込んでいる人は、ぜひ続きをご覧になってください。
テックアカデミーのUnityコースで失敗した原因①お金を払って満足していた
ここまでは、私がテックアカデミーのUnityを学んで失敗した原因を解説していきます。
まず、私がテックアカデミーでUnityコースを受けてもスキルが身につかなった一番の理由は、お金を払って満足していたことです。
なぜか、お金を払ってスッキリしてしまい、「受講料を回収しよう!」「スキルを貪欲に覚えよう!」というハングリー精神が足りなかった、それに尽きます。
例えば、メンタリング(ビデオ通話で質問できる)の日は、一生懸命Unityをやりましたが、その後2、3日サボっている状況でした。
こんなありさまだったのも、すべてはしっかりテックアカデミーで学び倒そうという強い気持ちがなかっただと、今でも後悔しています。
テックアカデミーのUnityコースで失敗した原因②Unityを優先していなかった
Unityが身につかなかった二つ目の原因は、Unityを優先した生活をしていなかったことです。
私は16週間コースを選びましたが、その間毎日無我夢中でUnityを勉強していたかというと、全くそうではありませんでした。
16週間という限られた期間でさえも、それまでと同じようにテレビを見たりゲームをやったりしていました。
Unityをやる時間が短いと、当然Unityを覚えることはできません。
そのため、Unityを学びたいなら、しっかりUnityを勉強するための時間を確保する必要があったと後悔しています。
テックアカデミーのUnityコースで失敗した原因③自分で調べるようとしなかった
Unityが身につかなかった最後の原因は、自分で調べようとしなかったことです。
プログラムを書いて、エラーが出たらエラー文も全然読まずに、すぐにチャットで質問していました。
もちろん、調べる時間がもったいないから、すぐに質問できるのがテックアカデミーの良さでもあります。
しかし、自分で調べる能力を習得しておかないと、テックアカデミーを卒業後に、困ったことが起こります。
というのも、わからないことがあると解決策を探せないので、そこからゲーム開発がストップしてしまうのです。
そのため、わからないことは調べてから質問する癖をつけておけばよかったと、今でも後悔しています。
ここまで私のダメな話ばかりだったので、次からはこうするとテックアカデミーを有効活用できるよ!という心得を3つ紹介します!
テックアカデミーでUnityを学ぶ時の心得①うやむやにしない
テックアカデミーでUnityを学ぶ時の一つ目の心得は、わからないことはうやむやにしないことです。
テックアカデミーの教材は作り込まれているので、書いてある通りにやれば、立派なゲームが完成します。
しかし、私の場合、立派なゲームが完成すると、Unityを理解できたものだと錯覚してしまい、「よくわかんないけどゲームができたからいいや!」と、本質的な理解をうやむやにしていました。
これは、のちのち自分でアプリゲームを開発する時、すごく困りました。
なぜなら、テックアカデミー卒業後、私は自分の力で全くゲームを作ることができなかったからです。
つまり、応用力が身についていなかったということになります。
そのため、自分一人でゲームが作れるようになるために、わからないことはテックアカデミーの受講期間中に、とことん質問して解決するように心がけてください。
テックアカデミーでUnityを学ぶ時の心得②毎日Unityをやる
二つ目の心得は、毎日Unityをやることです。
毎日Unityをやらないと、エディタの使い方を忘れてしまいます。
初心者は、エディタの操作を忘れてしまうので、C#(Unityで使うプログラミング言語)を学ぶだけの余力が残っていません。
そして、エディタの仕組みが分かって初めて、C#との繋がりが見えてくるのです。
Unityに毎日取り組むには、毎日○分は絶対にやると決めたり、逆にやらないことを決めてUnityの時間を増やしたりすることが考えられるでしょう。
例えば、料理の時間をなくしてUnityコースの期間中は、コンビニ弁当で済ますとかですかね。
このように、なんとか工夫して、毎日Unityに触れる時間を作ることが、Unityが早く上達する心得と言えます。
テックアカデミーでUnityを学ぶ時の心得③これで終わりではない
三つ目の心得は、テックアカデミーを卒業してもスタートラインに立ったに過ぎないことです。
テックアカデミーを受講し終わった後には、なんでもゲームが作れる自分が待っている…
わけではないんです。
実は、アニメーション作成やアプリリリース、広告収入の設定など、卒後も覚えることはたくさんあります。
ちなみに、アプリリリースや広告収入の取り方はテックアカデミーでは教えていませんよ。
このように、テックアカデミーを卒業後も絶えず勉強する必要があることがわかります。
そうなると、テックアカデミーでは、何を意識して学んでおけば良いのか、おのずとわかるはず。
つまり、卒後も自分でわからないことを調べて解決する力が大切になります。
テックアカデミーでUnityを学ぶ時は、 自分で調べる力を身につける必要があると理解しておきましょう。
こんな人なら、テックアカデミーでUnityを学ぶべし!
さて、ここまでテックアカデミーでUnityを学ぶ心得をお伝えしてきましたが、「俺、ちゃんとUnityをしっかり勉強できるのかな…?」と心配している方もいるかもしれません。
しかし、Unityを勉強するのに最も大切なことは、先ほどの心得よりも「Unityができるようになりたい!」と思う気持ちです。
- 人生で一度でいいから、ゲームをリリースしたい!
- 憧れのゲーム会社に入りたい!
上記の理由からわかるように、ゲームが好きな方であれば、ぜひUnityを学んでみましょう!
注意点:忙しすぎる人は、テックアカデミーはやめるべし
先ほど、テックアカデミーでUnityを学ぶ心得をお伝えしましたが、実はプログラミングスクールでUnityを学ばないほうがいい人もいます。
忙しすぎてUnityを勉強する暇がない人
テックアカデミーに30万円お金を払っても、時間が増えるわけはありません。
そもそも、本業の残業時間を減らすとか、趣味の時間を少なくするなど、Unityを学ぶ前に、取り組めることがあるはずです。
そのため、勉強する余裕がない人は、テックアカデミーには申し込まずに、生活を改めましょう。
まとめ:高い目標をもって、テックアカデミーのUnityを学ぼう!
今回の記事では、テックアカデミーでUnityを学ぶ前に知るべき心得を詳しく紹介しました。
昔の私は、いい加減な気持ちでUnityを勉強していたので、結果的にスクールを無駄にしてしまいました。
しかし、この記事を読むあなたには、そんな失敗はしてほしくはありません。
きっとUnityを勉強することで、人生を変えたいと思っているはずです。
ですので、本記事を読んだ上で、絶対にUnityのスキルを身につける思いで、テックアカデミーをフル活用していただけたら、嬉しいです。
ちょっと迷っているという方にも、プログラミング無料体験コースも提供されているので、こちらを試してみてからの申し込みでも良いかと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。