子どもにとって一番いい習い事ってなんだろう…?
習い事に優先順位というものはあるのだろうか…。
上記のように、子どもにどのような習い事をさせたらよいのか、悩んだことはありませんか?
子どもの習い事はたくさんあって、どれを選べばよいのか、混乱してしまいますよね。
そこで、今回の記事では、習い事の優先順位のつけ方を詳しく解説!
未就学、小学校低学年、小学校高学年の3パターンに分けて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Table of Contents
発達の観点から、習い事の優先順位が高いのは、運動系!
子どもの発達の観点から述べると、習い事の優先順位として高いのは運動系です。
なぜなら、しっかり体動かすことは、勉強や友達とのコミュニケーションなど、あらゆる日常生活場面における土台となるからです。
例えば、体をきちんと保つことができなければ、一定時間その場で着座することも難しく、指先を使って細かい活動することもままなりません。
いくら習字や英会話、ピアノなどやらせたいと思っても、集中力が持たずに挫折する可能性が高くなってしまいます。
特に年齢が低いほど、運動系の習い事の優先順位が高い
発達の観点から述べると、運動系の習い事が優先順位として高いとお伝えしました。
そして、年齢が低いほど運動系の習い事の優先順位は、さらに高くなります。
例えば、小学1年生になるとひらがなやカタカナを本格的に勉強し始めますが、体幹筋力が少なければ、授業中座り続けることも難しく、指先の力を調整して字を書くことも難しいでしょう。
そのため年齢が低いうちは、高度な理解力を要する習い事をさせるのではなく、体を十分に動かすことができる運動系の習い事を優先することをおすすめします。
逆に年齢が上がると、学習系の習い事の優先順位が高い
逆に年齢が上がると、学習系の習い事の優先順位が高くなります。
理由としては、年齢が上がると、受験や進路の選択といった現実的な問題が直面しますので、実用性に富む習い事が子どもの役に立つことがあげられます。
さらに、小学校4年生程度になれば、日常生活を営むのに十分な読み書きと算術の力が身についているので、学校では学べないことに挑戦できる年齢であることも理由としてあげられるでしょう。
例えば、2021年時点のおけるプログラミング教育は、小学校ではサラッとしか勉強しません。
しかし、4年生以上の読み書きのレベルがあれば、プログラミング教室の先生の話を聞いたりテキストを読んで、より発展的なプログラミングを学ぶことができます。
そのため、年齢が上がるほど、今まで学習してきたことを応用する習い事を選択することをおすすめします。
【未就学】習い事の優先順位は運動重視
まず未就学における習い事の優先順位で高いのは、運動系の習い事です。
重ねてお伝えしますが、体を鍛えることは、あらゆる習い事の土台となります。
幼い頃から体を踏ん張ったり、手で握ったりする活動をたくさんすることで、手先の細かな活動を得意になっていきます。
運動系の習い事の一覧は、以下の通りです。
- 水泳
- 器械体操
- ダンス
- ボルダリング
水泳や器械体操は、全身運動をまんべんなく鍛えることができるので、体を鍛えるにはオーソドックスな習い事です。
ちなみに、ダンスでは模倣をたくさんやるので、ボディイメージを養うことができます。
ボディイメージが優れた子どもは、転びにくく、バランスを取るのが上手ですよ。
また、ボルダリングは、体幹と指先の力を激しく使うので、エネルギーにあふれるお子さんにはおすすめです。
【低学年】習い事の優先順位も運動重視+文化系の習い事も
小学校低学年の習い事の優先順位高いのは、やはり運動系がおすすめです。
理由は、未就学の子どもと同じく、体を鍛えることは、あらゆる習い事の土台となるからです。
特に、授業中にじっと座っていられない、鉛筆や箸を握る力が弱いなど、学業面で支障が出始めているお子さんには、より一層運動系の習い事をおすすめします。
加えて小学生になると、先生の話を聞いて理解する力も高まってくるので、運動系の習い事に加えて文化系の習い事をさせてみるのも良いでしょう。
例えば、以下のような習い事です。
- 習字
- 楽器
- ロボット
どの習い事も、先生の話を聞いて、手元を動かすことが求められる傾向にあります。
運動系の習い事に加えて、静かに座って手元を起用に動かす文化系の習い事を行うほうが、バランス良く子どもの成長を促すことができるでしょう。
【高学年】習い事の優先順位はスキルが身につくもの
小学校高学年の習い事の優先順位としては、スキルが高まる習い事が良いでしょう。
小学校4年生レベルの読み書きと算術の力があれば、日常生活を営むには困らないと言われています。
そのため、今まで培ってきた学力を生かした習い事をすることをおすすめします。
具体的な習い事の一覧は、以下の通りです。
- 英会話
- 学習塾
- プログラミング
- サイエンス
これらは、これまですでに勉強したことを土台として、さらなる知的好奇心をくすぐる習い事となっています。
しかも、将来の仕事や受験に直結する習い事ばかりです。
将来的に子どもがどのような選択をとっても大丈夫なように、いろいろな習い事を経験させておくと良いでしょう。
習い事の優先順位は、最終的には親の希望次第
ここまで習い事の優先順位についてお伝えしてきました、最終的には親の希望が入ってくるものです。
- 感性豊かな芸術肌な子になってほしい→ピアノ、バレエなど
- スポーツ選手になってほしい→サッカー、野球、バスケなど
- 成績優秀になってほしい→学習塾、そろばん、英会話など
上記のように、お子さんに「どのようになってもらいたいのか?」によって習い事は異なります。
親の希望で習い事を決めるのは、悪いことではなく、むしろあって当然のことです。
最終的には習い続けるのを決定するのは子ども自身です。
親が希望する習い事を共用しすぎるのは禁物ですよ。
そのため、これまで紹介した優先順位に囚われすぎずに、さらに子どもの希望に合わせて、いろんな習い事を試してみると良いでしょう。
【注意点】その習い事は本当に必要なのか?一度考えてみる。
習い事を選ぶ上では、やってほしいことがあります。
それは、「その習い事、どうしてやるのか?」を振り返ってみましょう。
習い事には、本来何かしらの意図があるはずですよね。
- 体をたくさん動かす機会を大切にしたいから
- 長年、水泳が習い事ランキングで1位だからとりあえず
上記のように、理由が人それぞれあることでしょう。
1番目の理由にあるように、水泳は運動量が多いので、たくさん体を動かすことができます。
しかし、実は水泳をしなくても、体をたくさん動かすことはできます。
週1回の水泳教室に行くよりも、毎日公園で走って遊んでいる方が1週間の合計運動量は多いかもしれません。
また、2番目の理由のように、水泳が人気ランキングというのも、それがあなたの子にとって最適な習い事とは限らないのです。
そして、「その習い事は本当に必要なのか?」を振り返ってみると、以下のような考えに至る可能性もあります。
- 体の成長を促すためには、水泳じゃなくても大丈夫。公園のアスレチックで遊んで代用しよう!
- でも、プログラミングは親である私もやったことがないから、教えてあげられない。だから、水泳教室をやめて浮いた分のお金と時間をプログラミング教室に使おう!
上記の考え方は、一例に過ぎませんが、「どのような意味合いで習い事を選ぶのか」を、家庭内でよく相談してみましょう。
本当に何をやらせると子どもにとって良い経験になるのか、おのずとわかるはずです。
習い事ならプログラミングがおすすめ!
ここまで、習い事の優先順位についてお伝えしてきましたが、中でもプログラミングは、「2020年にさせたい習い事」で英会話と並ぶ注目の習い事なんです(※イー・ラーニング研究所調べ)。
大きな理由としては、2020年から小学校でプログラミングが必修化されたことがあげられます。
将来の大学受験でも導入される可能性もあるプログラミングですから、今のうちに対策しておきたいと考える親御さんもいますよね。
しかし、プログラミングの難点は、親が上手に教えられないということです。
例えば、小学校程度の勉強なら親が頑張って教えることができそうですよね。
しかし、プログラミングを習ったことがない親だと、自信を持って子どもに教えることができません。
そこで、親が無理してプログラミングを教えるよりも、お金を払ってしっかり子どもに習わせるほうが、費用対効果が確実に上がることでしょう。
そのため、プロの講師に依頼して、プログラミング学習を後押ししてもらうことをおすすめします。
まとめ:習い事の優先順位は人それぞれ!中でも、プログラミングはおすすめ。
ここまで、習い事の優先順位をお伝えしてきました。
優先順位は、親がどのような習い事をさせたいのかにも寄りますし、子どもの年齢も大きく関係してくるものです。
記事の後半には、年齢別の優先順位の考え方をお伝えしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
中でも、筆者イチオシの習い事はプログラミングです。
プログラミングを学んでおけば、論理的な思考力が身につくだけでなく、受験や仕事でも役立つので、この機会にぜひプログラミング学習を検討してみてください。
子どもの習い事の優先順位は、子どもの年齢によって異なります。ここからは、未就学、小学校低学年、小学校高学年に分けてお伝えしていきます。