「子どものタイピングが、なかなか上達しない…」
「練習させても、指の位置を覚えられていないみたい…」
とお困りの方、けっこう多いのではないでしょうか。
「パソコンを使えて当たり前!」という時代ですから、基本のタイピングが苦手だと、将来の何かの課題提出する時に心配ですよね。
特にタイピングをやり始めた時に、ぶつかる壁の1つに指のホームポジションが覚えられないことがあげられます。
しかし、タイピング練習の初期段階で指の正確な場所をしっかり定着させれば、その後のタイピングスキルの大きな向上が期待できるんですよ。
そこで、本記事では、子どもがタイピング練習をしても指の位置を覚えられない原因を、3つ解説します。
記事の後半には、指の位置を覚えるための方法も紹介していますので、子どものタイピング練習で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください!
Table of Contents
子どもがタイピング練習で指を位置が覚えない原因①キーボードを見ている
まず、指の位置を覚えられない原因の1つ目には、「キーボードを見ていること」があげられます。
実はこれが、タイピングの上達を妨げる最大の原因なんです!
というのも、キーボードを見てキーの位置を確認しながら練習していると、「キーボードを見る癖」がついてしまうからです。
指の位置を覚えて文字を打つ「ブラインドタッチ」では、視線はキーボードに落とすことなく、常に画面を見ています。
そのため、「キーボードを見る癖」がついている限り、「ブラインドタッチ」は身に付きません。
子どもがタイピング練習で指を位置が覚えない原因②パソコンが大きい
タイピング練習で指の位置を覚えられない原因の2つ目は、「パソコンが大きい」ことです。
そもそもパソコンのサイズが大きすぎると、子供の指の長さと合わずに、結果的に指の位置が覚えづらいということになります。
「ブラインドタッチ」をするためには、指を「ホームポジション」に置くことが大切です。
しかし、キーボードのサイズが大きいと「ホームポジション」から指が離れてしまいやすくなります。
その結果、タイピングがしづらくなり、キーの位置を覚えにくくなってしまうんです。
具体的には、小学生なら、11~13インチのノートパソコンのキーボード程度のサイズがちょうど良いです。
特に小学校低学年の場合は、キー同士の間隔が近いものを選ぶと良いでしょう。
子どもがタイピング練習で指を位置が覚えない原因③指が不器用
なかなかタイピングが上達しない原因の3つ目として、「そもそも指が不器用」な可能性があります。
あなたは、「発達性協調運動障害(DCD)」というものをご存じでしょうか?
神経発達障害のひとつで、手足に麻痺はないものの、動きが極端にぎくしゃくしている場合に疑われる障害です。
もし、タイピング以外にも、運動が苦手だったり、道具をスムーズに使えなかったりすることがあれば、発達性協調運動障害が関係しているかもしれません。
しかし、こういったケースでもタイピングを習得することはできます!
子どもの場合は、まず指先に力を入れる練習から始めてみましょう。
おすすめは、粘土遊びや鉄棒など手のひら全体で握る遊びです。
大きな動きから細やかな動きへと、指は発達していくものですよ。
そして、指先に力を入れる感覚が身に付いてきたら、タイピングをはじめとする細かい作業に挑戦してみましょう。
身体の使い方を段階的に習得することで、タイピング練習もスムーズになります!
ここまで、タイピングがうまくできない原因についてお伝えしてきましたので、今度は指を上手に使えるようになるタイピングアプリを、3つご紹介します!
おすすめのタイピングアプリを紹介①myTyping
おすすめのタイピングアプリ、1つ目は『myTyping』です。
豊富なタイピング数が魅力の『myTyping』ですが、指を覚えるのにぴったりな親切設計のアプリでもあります。
なぜなら、『myTyping』では、画面にキーボードとキーを打つ指が表示されるので、手元に視線を落とすことなくタイピング練習ができるからです。
また、タイピングのジャンルも、基礎練習用から早打ち、単語、歌詞までさまざまなものがそろっているので、飽きることなくタイピング練習が続けられます。
タイピングをたくさん練習しながら、指の位置を定着させたいお子さんに特におすすめです!
約10万種類のタイピングがあるので、選ぶのが大変なお子さんもいるかもしれません。
最初のうちは大人の方も一緒に、目的に合ったタイピングを探してあげると良いでしょう。
おすすめのタイピングアプリを紹介②e-typing
2番目にご紹介するアプリは、『e-typing』です。
こちらも『myTyping』同様、サイトでタイピング練習ができます。
『e-typing』は、タイピングを1から学ぶ方に、特におすすめです。
他のタイピングアプリに比べ、基礎メニューがわかりやすくまとまっているので、指の位置を覚える第一歩には最適なアプリです。
基礎練習が充実しており、小学校低学年のお子さんのタイピング練習にも使いやすいデザインとなっています。
タイトルを一目見るだけで、練習内容がすぐにわかるので、「タイピング練習、何から始めさせたらいいかわからない…」という方はぜひサイトを覗いてみてくださいね!
おすすめのタイピングアプリを紹介③めざせ!タイピングマスター
おすすめのタイピングアプリ、3つ目は『めざせ!タイピングマスター』です。
こちらは、パソコンメーカーの富士通が提供するアプリで、パソコンに初めて触れるお子さんにも使いやすいシステムになっています。
このアプリのおすすめポイントは2つ。
まず1つ目は、トレーニングが難易度別にわかりやすく分かれていることです。
そして2つ目は、熟語にふりがなが付いていること!
漢字をあまり知らないお子さんでも、スムーズに読み進めることができ、モチベーションが下がりにくくなっています。
キーの配置や、ホームポジションを基礎から覚えるにはうってつけのアプリなので、「そもそもパソコンが初めて」というお子さんと一緒に取り組んでみましょう!
【一番大切】毎日続けないと指の位置は覚え慣れない
ここまで、おすすめのタイピングアプリをご紹介してきました。
しかし、最も重要なのはアプリの選び方ではありません。
タイピング練習で一番大切なこと、それは「継続」です。
どんなアプリを使ったとしても、タイピングは一朝一夕では身に付きません。
ひらがなや漢字を覚えたり、計算練習をしたりするのと同様に、タイピングも毎日コツコツ続けることで初めて習得できます。
とはいえ、「継続」とか「習慣化」って、大事なのはわかってても実際は難しいですよね…。
タイピング練習を習慣化するコツについては、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください!
やる気がでないなら、スクールに通うのもアリ
タイピング習得には「習慣化」が大切ですが、
「子どもだけでは、ちょっとやる気が出ないみたい…」
「練習を見てあげたいけど、なかなか時間が取れない…」
といった場合もありますよね。
そんな時は、パソコンスクールを検討してみてはいかがでしょうか?
パソコンスクールに通うメリットとして、
- タイピング練習が「習い事」になり、モチベーションが継続しやすい
- プロの講師に指導してもらえる
- タイピングだけでなく、プログラミングも教えてもらえる
などがあげられます。
ちなみに、ICTスクールNELオンラインでは、タイピングの基礎をプロの講師から無料で教えてもらう事が可能です。
1回限りの体験となりますが、手っ取り早くお子さんのタイピングスキルを向上させたい方にはおすすめのサービスです。
ゲーム制作で、キーボードの指の位置を覚えるのもアリ
もし、「タイピングよりもゲームが好き!」というお子さんなら、プログラミングに挑戦してみては?
タイピング練習は、どうしても単調になりがちですよね。
そこでおすすめしたいのが、プログラミングでのゲーム製作です。
自分の好きなゲームを作れるプログラミングなら、ゲーム好きのお子さんのやる気が高まること間違いなし!
プログラミングにはタイピングが必要な場面が多いので、楽しみながらタイピング練習ができます。
しかし、プログラミングと聞くと、独学では難しそうなイメージがありますよね。
プログラミングの独学には、いくつかポイントがあるので、こちらの記事を参考にしてみてください!
まとめ:キーボードの指の位置を覚えるコツは、毎日続けること!
今回は、子どものタイピング練習で指の位置を覚えるコツについてお伝えしました。
そもそも、子どもが指の位置を覚えられない原因として、以下のような理由があげられます。
- キーボードを見ている
- パソコンが大きい
- 指が不器用(発達性協調運動障害)
また、おすすめのタイピングアプリは以下の3つをご紹介しました。
- myTyping
- e-typing
- めざせ!タイピングマスター
そして、一番大切なことは「毎日続けること」です!
習慣化はなかなか難しいですが、手っ取り早くお子さんの学びを後押ししたい場合は、パソコンスクールやプログラミング教室の利用も検討してみても良いでしょう。
ホームポジションとは、指の正しい位置です。
自己流ではなく、正確に決まっているものですよ。