「子どもが学童に行くのを嫌がるようになってしまった…」
「学童を嫌がる理由は?どうやって説得させればいいの?」
あなたは、こんなお悩みを抱えてはいませんか?
お子さんから「学童に行きたくない」と言われると、親としては「なんでだろう…」と心配になりますよね。
とはいえ、仕事の都合もあり「行かなくてもいいよ」と簡単には言えず、困ってしまうことも少なくないはず。
そこで今回は、子どもが学童を嫌がる原因と対処法について解説します。
学童を嫌がるお子さんの、放課後の過ごし方についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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学童を嫌がる子どもは一定数いる
実は、学童を嫌がる子どもは、決して少なくないんです。
Twitterでも、かなりの数の親御さんが、お子さんの学童嫌いに悩んでいます。
このように、「学童に行きたくない!」と言う子どもは意外といるため、「学童を嫌がるなんてうちの子だけかも…」と心配することはありません。
学童を嫌がる原因①他の子どもとのトラブル
子どもが学童を嫌がる原因の1つ目は、学童にいる他の子どもとのトラブルです。
学童保育では、普段のクラスとは違い、いろいろな年齢の子どもが一緒にいることがほとんど。
そのため、「おもちゃや本を取られた」「悪口を言われた」「叩かれた」といった、ありがちなトラブルが、より複雑化してしまうことがあります。
また、学童でいつも一緒にいる友達との間にトラブルがあった場合、他に話せる友達がいない不安から、「行きたくない」となってしまうこともあります。
人間関係のトラブルは、繊細な子どもの心に大きな影響を及ぼすため、小さなことでも学童を嫌がる原因になりやすいようです。
学童を嫌がる原因②拘束されている時間が長い
子どもが学童を嫌がる原因の2つ目は、拘束されている時間が長いことです。
まずは、子どもたちが学童を利用している時間を確認してみましょう。
こども未来財団が平成26年度に行った調査によると、子どもの学童の利用時間は2時間30分程度のようです。
私も小学生の頃は学童に通っていましたが、学童にいる時間は、実際よりも長く感じた記憶がありますね。
さらに、小学生は学校ですでに時間割通りに行動してストレスが溜まっている状態です。
そして学童でも「宿題の時間」「おやつの時間」「外遊びの時間」と、決められたスケジュールで動かないといけません。
結果的に、放課後くらいは羽を伸ばして気楽でいたいと考えて、学童を嫌がるお子さんもいるでしょう。
学童を嫌がる原因③学童に行かない友達がうらやましい
子どもが学童を嫌がる原因の3つ目は、学童に行かない友達へのうらやましさです。
実際に、私も3年生になった頃から、放課後すぐに帰宅する友達がうらやましくなり、「学童をやめたい」と親に言っていました。
うらやましいと思うきっかけはさまざまですが、「友達の家に遊びに行きたい」「友達と公園で遊びたい」「家で留守番しながら好きに過ごしたい」「習い事がしたい」といったことが挙げられます。
このように、子どもが学童に行きたがらなくなる背景には、必ずしもネガティブな気持ちばかりがあるわけではないようです。
学童を嫌がる子どもに無理に行かせてはいけない
さて、ここまでは、子どもが学童を嫌がる原因についてお伝えしてきました。
「すぐに原因を探って、なんとかして子どもを学童に行かせなければ」と思うかもしれませんが、ここで焦りは禁物です。
ぜひ、子どもを無理に学童に行かせることはよくないということを知っておきましょう。
というのも、「行きたくない」という子どもの気持ちが解決しきれないまま、無理やり学童に通わせてしまうと、後々より大きな問題に繋がってしまう可能性があるからなんです。
たとえば、学童を嫌がる原因として、友達とのトラブルを紹介しましたが、これを未解決のままにしておくと、いじめに発展してしまうことがあります。
また、行きたくない気持ちを親にわかってもらえない経験が積もり積もってしまった場合、ある日突然不登校になってしまうこともあるかもしれません。
そのため、子どもが学童を嫌がるときは、無理やり行かせたり、その状況を放置したりせず、早めに対処に乗り出すことが大切です。
学童を嫌がる時の対処法①子どもの話をよく聞く
ここからは、子どもが学童を嫌がる時の対処法を紹介します。
1つ目は、子どもの話をよく聞くことです。
お伝えしたように、子どもが学童に行きたがらない理由には、さまざまなものがあります。
「何か嫌なことがあって行きたくない」という場合だけでなく、「学童ではできない新しいことがしたい」という場合もあるため、一概に悪いことばかりとは言えません。
もちろん、原因に何かしらのトラブルがあれば、学童の先生とも相談しながら、早めに解決してあげることがベストです。
親に自分の話をしっかり聞いてもらえるだけでも、子どもの気持ちはかなり軽くなりますよ。
どちらにしても、なぜ学童に行きたくないのか、まずは子どもの話をよく聞いて、その上で具体的な対処法を考えていくのがよいでしょう。
学童を嫌がる時の対処法②留守番できるようにする
子どもが学童を嫌がる時の対処法の2つ目は、留守番をできるようにすることです。
学童保育を利用する親御さんには、子どもが学童に行かないからといって、仕事を休むことはできないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、子どもが「どうしても学童に行きたくない、もうやめたい」となると、無理に学童に通わせるわけにもいかないですよね。
そんな時は、考え方を変えて、子どもが自分で留守番できるようにサポートしてみましょう。
子どもが留守番できるようになると、学童を嫌がる子どもの悩みが解決されるのはもちろん、親御さんの送迎の負担も軽減されるなど、さまざまなメリットがあるんです。
とはいえ、一口に「留守番」といっても、安全面や、過ごし方など、いろいろな心配が生じるかもしれません。
そこで、参考になるのが、以下に紹介する記事です。
「この機会に、子どもの留守番について考えてみようかな」という方は、一度読んでみてくださいね。
学童を嫌がる時の対処法③習い事をする
子どもが学童を嫌がるときの対処法、3つ目は習い事をすることです。
これは、「学童はやめさせてあげたいけど、留守番させるのもちょっと…」という場合におすすめしたい方法です。
学童に通わなくなり、一人で留守番するようになると、やはり心配なのが安全面。
そこで、習い事に通えば先生や他の生徒の保護者といった大人がいるため、家に一人でいる環境よりはるかに安全と言えるでしょう。
行き帰りが心配であれば、自治体や民間の送迎サービスを利用するのもアリですね!
習い事に通う頻度としては、月・水・金曜日は学童、火・木曜日は習い事というように、一週間の中に習い事を分散させるのがおすすめです。
1週間の中で緩急を付けつつ、子どもの体力的にも無理なく習い事を続けられますよ。
次の見出しでは、特におすすめの習い事を紹介しますよ!
ゲーム好きの子どもなら、プログラミングがおすすめ!
学童に通わなくなり、家にいる時間が増えると心配なのが、やっぱりゲーム。
ゲームは、今も昔も生活をだらしなくする天敵ですよね…。
上手に付き合いたいものですが。
先ほど、習い事で時間を活用する方法を紹介しましたが、子どもとしては「ゲームの方が楽しいから習い事はしたくない」となってしまうことも。
そこでおすすめなのが、プログラミング教室です!
プログラミング教室では、ゲームを題材にしてプログラミングの学習をしたり、教室によっては動画を作成したりもします。
そのため、お子さんの「好き!」「やってみたい!」という気持ちに、ぴったり合った習い事に挑戦できるんです。
たとえば、小学生に大人気のマインクラフトを使ったプログラミング教室や、ゲーム制作に用いられるプログラミング言語を学ぶ教室などがあります。
学童を嫌がるお子さんで、「ゲームや動画が好きだから留守番は心配…」という場合にこそ、プログラミング教室が最適です。
プログラミング教室については、以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
まとめ:学童を嫌がるときは、子どもの話をよく聞こう!
今回は、子どもが学童を嫌がる原因と、その対処法についてお伝えしました。
子どもが突然「学童に行きたくない」と言うと心配になるかもしれませんが、さまざまな理由から、学童を嫌がる子どもは少なくありません。
子どもが学童を嫌がったら、まずは子どもの話をよく聞いてあげましょう。
対処法を考えるのは、その後のステップになります。
原因がきちんと解決されないうちに、無理やり子どもを学童に行かせてしまうと、後々のトラブルに繋がりかねないので、注意が必要です。
原因がわかったら、対処に動きましょう。
もちろん、学童を継続するのもいいですし、留守番や習い事など、学童以外の選択肢もアリです。
「家にいると、ゲームばかりやってしまいそう…」というくらいゲームが好きなお子さんには、プログラミング教室がおすすめです!
もし、お子さんが学童に行きたがらない時は、ぜひこの記事を参考にして、放課後の過ごし方を見直してみてくださいね。
とはいえ、学童に行きたがらない理由がわからないと、やっぱり不安ですよね。
次の章から、なぜ学童を嫌がるのか、原因を深堀してきましょう。