発達障害の子どもが字が汚い6つの原因とは?

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今回の記事は、発達障害のお子さんの字が汚い原因を詳しく解説しています。

  • ノートや連絡帳に書いてある字が汚くて読めない…
  • 「もっと丁寧に書きなさい」と注意しても、効果がない…

上記のように、お子さんの字の汚さに悩んだことがあることでしょう。

今回の記事では、なぜ字が汚くなるのかを深掘りします。

自閉症やADHDなど、具体的な障害名とは関係なく、あらゆるお子さんに当てはまる内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも、どうして発達障害の子どもは字が汚いのか?

発達障害を抱える多くのお子さんは、字をきれいに書くことが苦手です。

なぜなら、発達障害は体の感じ方や力の出し方など、発達の成長に凸凹があるからです。

例えば、手で触って感じる感覚が鈍いと、鉛筆を強く握りしめてしまい、筆圧の濃い字を書いてしまいます。

このように、あらゆる発達がバランス良く育っていないため、字の汚さに影響してしまう可能性があります。

今回紹介する字が汚い原因はこちら

さて、ここからは発達障害のお子さんがどのような原因で字が汚くなってしまうのか、深掘りしていきます。

今回紹介する原因は、以下の6つです。

  • ノートや連絡帳
  • 鉛筆の持ち方が悪い
  • 鉛筆を握る力が弱い
  • 鉛筆を持つ力の調整が苦手
  • 姿勢を保ち続けられない
  • ボディイメージが悪い
  • ひらがなや漢字を覚えていない

それでは、発達障害のお子さんの字が汚い原因を確認していきましょう。

発達障害の子どもが字が汚い原因①鉛筆の持ち方が悪い

発達障害のお子さんが字が汚い一つ目の原因は、鉛筆の持ち方が悪いことです。

鉛筆の悪い持ち方の例としては、以下の写真をご覧ください。

上記のように鉛筆を握り込んでいたり三つ指で持てずに四つ指で持っていたり、すると悪い持ち方です。

このように発達障害のお子さんは、適切な持ち方ができていないことが多いです。

発達障害の子どもが字が汚い原因②鉛筆を握る力が弱い

二つ目の原因は、鉛筆を握る力が弱いことです。

そもそも指の力が弱いことで、鉛筆を適切に持ち続けることが難しい可能性もあります。

特に、薬指と小指の力がないと、適切な手のアーチで字を書くことができません。

そのため、もし指の力を鍛えるのであれば、鉄棒やうんていなど、指に力が入らざるを得ない活動を意図的に提供する必要があるでしょう。

発達障害の子どもが字が汚い原因③鉛筆を持つ力の調節が苦手

三つ目の原因は、鉛筆を持つ力の調節が苦手であることです。

そーっと触る、しっかり触るなど、力の加減を調整するのが苦手な子供が一定数います。

力加減ができていないと、筆圧が濃かったり薄かったり、適切な筆圧で字を書くことができません。

また、力加減を間違えて、鉛筆の芯がすぐに折れる、紙が破れる、マス目から字がはみ出る、こんなこともよくあることです。

そのため、どれくらいの力加減で字を書けばいいのか、を子どもに理解してもらうことが大切になります。

発達障害の子どもが字が汚い原因④姿勢を保ち続けられない

四つ目の原因は、姿勢を保ち続けられないことです。

そもそも、体をきちんと保てなければ、字をきれいに書くことはできません。

悪い姿勢だと箸で食べ物を口に運ぶのが難しいように、鉛筆できれいな字を書くことも難しいのです。

字が汚い原因を根本的に直そうとするならば、姿勢トレーニングが必要になります。

姿勢を良くしたいなら運動は必須です。しかし、運動が嫌いな発達障害のお子さんも多いことでしょう。
そこでおすすめなのが、JJMIXという運動教室です。こちらの教室では、しっかり研修を受けたプロの正社員が指導してくれるので、親としても安心できますよ。

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発達障害の子どもが字が汚い原因⑤ボディイメージが悪い

五つ目の原因はボディイメージが悪いことです。

ボディイメージとは、自分の体はこれくらいの大きさで、体のどの部分をどれくらい動かしているのかを自覚できる力を指します。

例えば、ボディイメージが悪いと、お遊戯で先生の見本通りに体操ができていない(本人が真似できているつもりでも)ことが挙げられます。

また、障害物を足でまたごうとした時に、本人が想定しているよりも足が上がっておらず、よく引っかかることも、ボディイメージが悪い子どもの特徴です。

同じように、体のイメージかできていないと、どれくらいの手を動かせばきれいに書けるのか、感覚的にわからないということになります。

発達障害の子どもが字が汚い原因⑥ひらがなや漢字を覚えていない

六つ目の原因は、ひらがなや漢字を覚えていないことです。

文字を書くには、文字を覚えている必要がありますよね。

そもそも、ひらがなや漢字がうろ覚えだと、「これで合ってるのかな…」と心配しながら、文字を書くことになります。

そのため、「書く」以前の、「読み」の段階でつまづいて、字が汚くなっている可能性があります。

【注意】きれいな字にこだわりすぎると子どもが辛くなる

ここまで、発達障害の子どもが字が汚い原因について触れてきましたが、あまりに字の練習をしすぎると、お子さんが苦しくなってしまう可能性があります。

そもそも、発達障害のお子さんは、そもそも字をきれいに書くことが難しいです。

苦手な書字だけに着目するのは、親も子どもも辛いのであまり賢いとは言えません。

字はきれいに書けるに越したことはありませんが、お子さんの苦手なことを補えるように、字をきれいに書く以外の方法を検討することをおすすめします。

【早期対策】字の練習と同時に、タイピング練習もするべし

字を書く練習と同時に、パソコンのタイピングスキルを早期から身につけておくことをおすすめします。

タイピングスキルを早めに身につけておくメリットは、以下の2つです。

  • 将来の仕事に役に立つ
  • 発達障害であっても、大学受験に挑戦できる

将来の仕事に役に立つ

字が汚くても、パソコンで文書を作成することができれば、将来の仕事につながります。

どんな仕事をやるにしても、これからの時代はパソコンを使えた方が、仕事の選択肢が広がるはずです。

発達障害であっても、大学受験に挑戦できる

国公立大学の大学受験では、合理的配慮の申請をすれば、タイピングによる小論文や英語、数学などの受験が可能になります。

ただし、申請が通るには、中学校や高校に在籍している時から、普段の授業や試験で合理的配慮をずっと受けてきた証拠が必要です。

タイピングの方が楽そうだからと、急にお願いしても、「今まで(実際は苦労していたとしても)鉛筆で試験やってきたのなら、大学受験も鉛筆でできるでしょう」と、言うことになります。

このように、合理的配慮のある受験を想定すると、今からタイピングを習得し、学校生活でもパソコン活用していくことが必要なのです。

合理的配慮とは?

障害があっても、きちんと理由があれば適切なサービスを受けられる配慮のことです。

まとめ:字の練習だけでなく、タイピングもがんばろう!

ここまで、発達障害のお子さんが字が汚い原因を詳しく紹介しました。

原因を知ることで、自分の子どもにはどんな勉強方法を実践したら良いのか、ヒントになることでしょう。

また、字をきれいに書くことだけではなく、タイピングを早期から習得しておくことが大切です。

将来、仕事や受験でも、必ず役立つタイピングスキルなので、これを機にぜひタイピング練習に挑戦させてみてはいかがでしょうか?

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おつる
2児の息子の専業主婦です。長男は、ややADHD気質がありますが、毎日奮闘中。夫が、発達支援の仕事をしていたこともあり、いつも勉強になります。日々感じたことを子育てで役に立つノウハウとして記事でアウトプットしています。デザインが得意!ブログのサムネイル、アイコンなど、すべて手作りです!よろしくお願いします!