「中学生の子どもがいるけど、不登校でゲームばかりしている…」
「仕事が忙しくて、家で一緒に何かをしたり、頻繁に外出したりするのも難しい…」
あなたは、こんなお悩みを抱えてはいませんか?
この記事では、不登校の中学生が、家で充実した日々を過ごすための方法を解説しています。
不登校の中学生の生活に関して、疑問や不安がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Table of Contents
不登校中学生の自宅での過ごし方は、みんな悩んでいる
文部科学省の調査(2020年)によると、中学生だけで、不登校の生徒は12万人以上にも上ることが明らかになっています。
そのため、多くの親御さんが「不登校の中学生が家でどのように過ごせばよいのか」という問題について悩んでるようですね。
思春期まっただ中の中学生に寄り添うことは、なかなか簡単ではないようです…。
学校に行かず、かといって勉強もしないでゲームや動画ばかりしているお子さんを見ながらイラだってしまったり、共働きで思うようにお子さんをサポートできず、もどかしい思いをしている方はたくさんいます。
このように、不登校のお子さんには、家でどのように過ごすのが良いのか?をよく考える必要が出てきます。
不登校の中学生に家での過ごし方を配慮する理由は?
子どもに何かやりたいことを聞いても、何も出てこない時、どのように対応したらよいでしょうか?
仮に、やりたいことがなくても、どのように家で過ごすのかは、お子さんとよく話し合って、決める必要があります。
そのように配慮する理由は、以下の2つです。
- 生活リズムを整える
- 目標を設定する
生活リズムを整える
不登校のお子さんは、生活リズムが乱れがちです。夜遅くまでゲームをして、翌朝起床できずに学校に行けないことはよくあります。
そのため、家での過ごし方を親子で相談して決めることで、生活リズムをしっかり守ることが大切なのです。
目標を設定する
不登校のお子さんに、「今頑張っていることは?」と質問しても、何も出てこないことが多いです。
人間は目標がないと、無気力になり、何事も受け身になってしまいます。
そこで、目標を設定して努力することで、お子さんは少しずつ自分が前に進んでいると実感できるはずです。
不登校の中学生の家での過ごし方①勉強
ここからは、不登校の中学生について、家での過ごし方を3つ、具体的に紹介します。
まず検討してみてほしいのが、やはり「勉強」です。
東洋経済の調査(2021年)によると、不登校の原因として、4人に1人が学業不振であることがわかっています。
学校の授業についていけないことが不登校の原因である場合は、家でも勉強に取り組みやすいよう、親御さんから意識して環境を作ってあげることが大切です。
また、不登校の原因が人間関係に関するものであれば、学校というコミュニティに馴染めないだけで、勉強そのものには抵抗がない場合もあります。
こういったお子さんは、「勉強は続けていこうね」という声かけで、スムーズに受け入れられる可能性が高いです。
とはいえ、「勉強しやすい環境を作るにはどうしたらいいの?」とお悩みの方も多いはず。
不登校のお子さんの勉強については、以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
不登校の中学生の家での過ごし方②家事の手伝い
次は「家事の手伝い」について紹介します。
体調が悪い時を除き、不登校のお子さんには、積極的に家事を手伝ってもらうといいでしょう。
不登校の中学生は、学校を休むことに後ろめたさを感じて、家の中でもなかなか動けない場合が多いです。
そこで、家事を手伝ってもらうと、生活の中で少しでも動きをつけることができます。
親御さんの負担が減るというメリットはもちろん、将来の生活に役立つ学びにもなりますね!
まずは、食器洗いや洗濯物の取り込みなど、短時間で済む簡単なことから取り組んでみるのがおすすめです。
料理が好きなお子さんなら、食事の支度を手伝ってもらうのもいいかもしれません。
不登校のお子さんに家事を手伝ってもらう際には、「必ずやってもらわないと」と思わずに、「やってくれたらいいな」くらいに肩の力を抜いてお願いすると良いでしょう。
「ずっと家にいるから」と過度に頼りすぎてしまうと、親御さんもお子さんも苦しくなってしまいます。
また、お手伝いをしてくれた時には、しっかりと感謝を伝えることも大切です。
「親が喜んでくれた!」という体験は、お子さんの前向きな気持ちに繋がっていきますよ。
不登校の中学生の家での過ごし方③習い事
最後に紹介する過ごし方は、「習い事」です。
「不登校なのに習い事をさせて大丈夫?」と思われるかもしれませんが、「学校には行けないけど習い事なら行ける」という中学生は、意外にも少なくないようです。
お子さんのやりたいことを聞きながら、自宅の近くに通える教室がないか探してみましょう。
ちなみに、運動系の習い事は、不登校のお子さんの生活リズムを整えるのにうってつけです。
運動をすることで、適度な疲労感が生まれ、スムーズに眠れるようになります。
また、体力の維持や免疫力を高める効果も期待できます。
従来のスポーツ教室に加えて、最近では、中学生でも参加できるヨガの教室や、スポーツジムも登場し、選択の幅が広がってきています。
また、自宅近くに習い事がない場合は、オンラインでできる習い事もありますよ。
こちらの記事では、不登校のお子さんにおすすめの、オンラインの習い事について紹介しているので、ぜひご覧ください。
本気で子どもを変えたいなら、ある程度出費は仕方ない
勉強や習い事をきちんとさせようと思うと、必ずお金がかかります。正直お金使いたくないと思うかもしれませんが、お子さんを本気で変えたいと思うのであれば、出し惜しみしないでください。
なぜなら、お金を払わないと、その代わりに親の時間と労力を使って、おうち時間を充実させる必要があるからです。
例えば、お子さんがプログラミングをやりたいとなったら、親も一緒にプログラミングを勉強して、教える必要が出てきますよね。
最終的に、親も子どももよくわからないまま、プログラミングは挫折してしまうことでしょう。
一方で、お金さえ払えば、良質な教育を毎週お子さんに受けさせることができます。目標もできるので、日々の生活にメリハリが生まれるでしょう。
「思い立ったが吉日」と言いますし、「この子には何かやることが必要だ!」と感じた時こそ、お子さんに合いそうな習い事などを検討してみてはいかがでしょうか。
充実した家での過ごし方へのステップ①子ども用のパソコンを用意する
ここからは、不登校のお子さんが、オンラインの習い事でスキルを伸ばす3ステップを紹介します。
最初のステップは、子ども用のパソコンを用意することです。
というのも、プログラミングや動画編集など、オンラインの習い事をするには、ある程度のスペックを備えたパソコンが必要になることが多いからです。
また、自分専用のパソコンがあることで、習い事に対するモチベーションも高まります。
オンラインの習い事に関心があるお子さんにこそ、ぜひ専用のパソコンを準備してあげましょう。
充実した家での過ごし方へのステップ②オンラインの習い事に挑戦する
次のステップとして、実際にオンラインの習い事に挑戦してみましょう。
具体的には、ゲームやロボットを使ったプログラミングがおすすめです。
オンラインでのプログラミング学習には、以下のようなメリットがあります。
- タイピングやパソコンの基本操作が身につく
- 論理的思考力が身につく
- 先生とのコミュニケーションが取れる
- 学校とは違うコミュニティの友達ができる
ここ数年で、オンラインのプログラミング教室が増えてきているので、選択肢も幅広くなっています。
オンラインのプログラミング教室については、以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!
充実した家での過ごし方へのステップ③習い事で突き抜ける
最終的には、選んだ習い事で、目標達成に向けて頑張ってみましょう。
「オンラインの習い事で、ちゃんと目標を持てるのかな?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、オンラインの習い事でも、目標を立てて挑戦を続けている生徒さんはたくさんいます。
例えば、プログラミング教室では、自分でオリジナルのプログラミング作品を作って、教室内のイベントで公開したり、各種コンテストや大会に参加したりできます。
実際に、プログラミング教室「ITeens Lab」では多くの生徒さんが積極的にコンテストに参加し、問題解決型のプログラミングで高い評価を得ているようです。
出典元:https://iteenslab.com/exakids2021_report/
努力の末に目標を達成するという経験は、何事にも代えがたい貴重な体験です。
そして、挑戦したい目標は学校の外でも見つけることができます。
不登校のお子さんにこそ、目標を持てる環境を作ってあげられるといいですね。
まとめ:不登校の中学生には、目標を作ってあげましょう
今回は、不登校の中学生の、家での過ごし方についてお伝えしました。
不登校の中学生が増加する今、家にいるお子さんに、どんな過ごし方をすすめるべきか、どうサポートしたらいいのかといった悩みを抱える方も増えています。
そこで、不登校の中学生が家でできる3つの取り組みを紹介しました。
- 勉強
- 家事の手伝い
- 習い事
また、家での過ごし方をさらに充実させる3つのステップについてもお伝えしました。
オンラインの習い事でも、コンテストや大会での入賞といった目標を設定することができますよ!
ぜひこの記事を参考にして、不登校の中学生にこそ、目標を持たせてあげられるよう意識してみてくださいね。
具体的な取り組みや、声かけをする上で意識したいポイントもお伝えしますよ!