うちの子は自閉症だけど、プログラミングで才能を伸ばすことはできないのかな?
自閉症でも通えるプログラミング教室はあるのだろうか?
上記のように、自閉症のお子さんを持つ親御さんなら、プログラミングに挑戦させてみたいと一度は考えてみたことがあるのではないでしょうか。
結論、自閉症とプログラミングは相性が良いです。
ただし、健常な子ども向けのプログラミング教室がほとんどで、自閉症含め発達障害に対応してくれる教室は決して多くはありません。
そこで、今回の記事では、自閉症におすすめのプログラミング教室と教材を3つ厳選してお伝えします。
ぜひ、参考にしてみてください。
目次
なぜ、自閉症にプログラミングがおすすめなのか?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/5156199?title=%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%92%E3%81%82%E3%81%92%E3%82%8B%E5%AD%90%E4%BE%9B%E3%81%A8%E8%A1%97%E4%B8%A6%E3%81%BF%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88&searchId=1120387509
自閉症とプログラミングが相性が良いと言われるのには、以下3つの理由があります。
- 興味を広げやすい
- パターンで覚えられる
- 他人に迷惑をかけにくい
一つずつ、理由を説明していきます。
興味を広げやすい
特に、タブレットでテレビゲームは、視覚的な刺激が強いタブレットやテレビゲームばかりする自閉症のお子さんはとても多いです。
しかも、こだわりが強いので、他の活動を提案されても素直に応じようとしません。
しかし、プログラミングは、ゲームやタブレットなどに似ている部分があるので、興味を示す可能性があります。
「プログラミングを学べばゲームが作れる」と理解できると、自らプログラミングをやろうとするでしょう。
パターンで覚えられる
自閉症のお子さんは、あいまいな状況が得意ではなく、白黒はっきりつけたがります。
そのため、正解がないコミュニケーションや絵画などが、嫌うのです。
しかし、プログラミングは「○=△、□=☆」といったように、一定のルールに従うだけで、作品を作ることができます。
迷いがない分、自閉症のお子さんにとって、プログラミングは安心できる活動だと言えるでしょう。
他人に迷惑をかけにくい
自閉症のおこさんは、こだわりが強い上に、コミュニケーションが苦手です。
相手の状況を察することなく、自分中心で物事を進めようとしてしまうため、周りの人の迷惑になってしまう可能性があります。
しかし、プログラミングであれば、基本的に一人で取り組む活動なので、先生は少し大変かもしれませんが、他の児童に迷惑をかけることはないでしょう。
ちなみに、「プログラミングでわからないことを解決する」という明確な目的のもとで、先生とのコミュニケーションが行われるので、自閉症のお子さんに見通しがついて安心できるはずです。
自閉症におすすめのプログラミング教室①LITALICOワンダー

自閉症におすすめのプログラミング教室は、LITALICOワンダー(リタリコワンダー)です。
LITALICOワンダーは、数ある小学生・中学生向けプログラミング教室の中でも、最も発達障害に理解のある教室だといっても過言ではありません。
というのも、LITALICOワンダーはのべ300人以上の発達障害を抱えるお子さんのプログラミング指導を行ってきた実績があるからです。
そして、発達障害や療育などの専門知識にあふれるスタッフが指導するので、プログラミングを確実に学んでほしいと考える親御さんなら、LITALICOワンダーを選んでおいて間違いないでしょう。
ちなみに、実店舗は東京・神奈川・埼玉の計19教室で、その他の地域に在住する方はオンラインで受講することになるでしょう。
LITALICOワンダーについて、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧になってください。
- 対象年齢:年長〜高校生
- パソコンの貸出なし
- 無料体験会あり
- 入会金:16,500円
- 月額29,700円〜(オンライン教室だと、22,000円〜※コースによって料金は変わります。)
- オンライン教室あり
- 教室:大宮、渋谷、渋谷(中目黒サテライト)、青山、三軒茶屋、池袋、蒲田、赤羽、秋葉原、水道橋、押上、立川、町田、吉祥寺、川崎、横浜、横浜桜木町、たまプラーザ
- お問い合わせ電話番号:0120-990-080
- LITALICOワンダーの公式HPはこちらから
自閉症におすすめのプログラミング教室②自考力キッズ【教室検索の必要あり】

2つ目の紹介するプログラミング教室は、自考力キッズの教材が導入されている教室です。
自考力キッズとは、プログラミングの教材名のことです。
自考力キッズは、パズル×ロボット×プログラミングをコンセプトとして、お子さんの興味の段階に応じてプログラミングを学べるところがすばらしいところです。
自閉症のお子さんの場合、なかなか興味を広げにくい特性がある一方で、自考力キッズだと、パズル→ロボット→プログラミングでもロボット→プログラミングでも、段階を経て興味を移すことが可能になるでしょう。
なお、自考力キッズの導入校は、全国で 500以上も教室があるので、きっと最寄りの学習塾やロボット教室でも導入されているかもしれません。
なお、カリキュラムや料金形態はかなり異なるので、詳しくは公式サイトの教室検索から気になる教室をチェックしてみてください。
プログラミング教室ではないけど、タブレット教材もおすすめ!

プログラミング教室ではありませんが、自閉症のお子さんにはプログラミングができるタブレット教材もおすすめです。

タブレット教材とは、国語・算数・理科・社会・英語をタブレット端末で学習できる教材のことを指します。
なぜ、自閉症のお子さんにタブレット教材が良いのかと言うと、視覚的な理解を促す仕掛けがたくさん散りばめられていることがあげられます。
タブレット教材の中でも、進研ゼミのチャレンジタッチはプログラミングができる数少ない教材の一つです。
チャレンジタッチのプログラミングは、一から自分でゲームを作り出すわけではありません。
すでに用意されているゲームを、プログラミングで自分なりに改良していくことができます。
そのため、どんなお子さんでも、立派なゲームを完成させることができるのです。
ちなみに、実はタブレット教材で大手のすららや天神では、プログラミングを取り扱っていません。
ゆくゆくタブレット教材を導入しようと考えている方なら、チャレンジタッチを選んでおくと良いでしょう。
得意なことを伸ばさないと、苦しくなるのは自閉症の本人

ここまで、自閉症におすすめのプログラミング教室と教材を紹介してきました。
おそらく、自閉症のお子さんにプログラミングを挑戦させたい意図として、得意なことを伸ばして自信をつけてほしいのではないでしょうか?
自閉症の特性があると、社会に出たらすぐにお子さんは生きにくさを感じることは容易に想像がつきます。
それは、今の学校生活を送っている中でも、垣間見えることでしょう。
健常児と同じ土俵に立っていたら、友達と仲良く遊べないし、テストの点数を取れません。
だからこそ、お子さんの得意なことを伸ばして、将来につなげていくことを今から考えておく必要があるのです。
あなたは、お子さんにどんな大人になってほしいですか?
そして、いつまでお子さんの面倒をみるつもりですか?
親なきあとでも、お子さんが社会で自立した生活を送れるように、学びの機会を作ることが親としてできることではないでしょうか。
今からお子さんの得意なことを見つけて、伸ばしてあげることで、将来の生きやすさにつながるはずです。
そのため、才能を伸ばす一つの選択肢として、ぜひプログラミングをお子さんに挑戦させてみてください。
まとめ:自閉症でもプログラミング教室に参加してみよう!

ここまで、自閉症におすすめのプログラミング教室・教材について詳しく紹介してきました。
自閉症とプログラミングはとても相性が良いです。
将来の可能性を広げるためにも、ぜひお子さんにプログラミングに挑戦させてみると良いでしょう。
なお、プログラミングを学べる教室は多くても、自閉症含め発達障害でもOKな教室は少ないのが現状です。
もし、ご自分で調べるのが大変な方は、今回紹介した教室・教材の中から検討してみてください。