【失敗したくない】放課後デイサービスの見極めポイント5選

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4880628

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放課後等デイサービスがたくさん増えてきた一方で、悪質な事業所も乱立してきています。

お子さんのために、「少しでも良い事業所を見極めたい!」と一度は考えたことはありませんか?

できることなら、健全で評判の良い事業所に通わせたいものですよね。

そこで今回の記事では、放課後等デイサービスの見極めポイントを5つ厳選紹介します。

かなり踏み込んだ内容となっておりますので、放課後等デイサービスの実態を深く知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

おつる

ちなみに、広く浅く選び方を知りたい方は、本記事ではなく、【保存版】「我が子にあう」放課後等デイサービスの選び方7選!の記事を参考にしてみてください。

放課後デイサービスの見極めポイント①求人の募集期間

放課後等デイサービスの1つ目の見極めポイントは、求人の募集期間です。

なぜなら、1年中求人募集されている会社は、離職率が高く職員が定着していない可能性があるからです。

離職率の高い事業所では、職員教育が行き届かず、療育に関する知識が乏しい職員が多い傾向にあります。

また、職員の入れ替わりが激しいと、親御さんとしても職員に気軽に子育ての悩みを相談することもできません。

そのため、求人の募集期間の長い放課後等デイサービスは、避けておいた方が無難でしょう。

「ハロワ検索」で、運営会社、事業所名を検索すると、途切れなく求人を出していた過去が一目瞭然です。

放課後デイサービスの見極めポイント②職員の年間休日

2つ目の見極めポイントは、職員の年間休日です。

働き方改革やワークライフバランスなど、日本人の働き過ぎは昔から問題視されていますが、放課後等デイサービスも例外ではありません。

職員がゆとりを持って働くことは、そのまま子どもへの最善の療育につながっていきます。

また、年間休日が最低でも120日もない放課後等デイサービスは、職員の人生を大切にしていないと言わざるを得ないでしょう。

そのため、年間休日が少ない放課後等デイサービスも、避けておいた方が良いです。

実は、祝日に子どもを預かる方が国から多くの報酬がもらえる仕組みになっています。
しかし、シフト制など導入して、祝日分の代休を上手に工面している放課後等デイサービスもたくさんあります。

ハローワークの求人票や公式ホームページにある採用情報から確認できます。

放課後デイサービスの見極めポイント③専門職の配置

3つ目の見極めポイントは、専門職の配置です。専門職とは、以下のような職種を指します。

  1. 理学療法士
  2. 作業療法士
  3. 言語聴覚士
  4. 心理指導担当職員
  5. 国リハ視覚障害学科履修者

引用:厚生労働省「令和3年度障害福祉サービス等報酬改定における主な改定内容」

上記ような医療専門職種を配置している放課後等デイサービスは、療育に力を入れている証拠です。

一方で、保育士や児童指導員、指導員だけで構成されている放課後等デイサービスは、質の悪い事業所の可能性があります。

専門職が配置されていなくても、きちんと研修をしている事業所であれば、もちろん質の高い療育が期待できるでしょう。

放課後デイサービスの見極めポイント④療育方針の明確さ

4つ目の見極めポイントは、療育方針の明確さです。

以下のように、各事業所がどのような療育が得意なのかをはっきり明記しているところは、質の高い療育を受けられる可能性があります。

A事業所は、読み書き障害のお子さん向けの学習支援を得意にしています!そのため、元教員を採用しています

B事業所は、運動発達を促す支援を得意にしています。そのために、大型遊具を取り揃え、理学療法士を採用しています。

C事業所は、就労を見据えて、コミュニケーションスキルの向上を得意にしています。そのために、臨床心理士と共に研修を行い、SSTを実践しています。

一方で、以下のような療育方針だと、何が得意な事業所なのか分かりませんよね。

生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進等の社会適応訓練や支援を行います。

上記の療育方針の事業所は、様々な障害特性のお子さんを引き受けることが多いです。

しかし、これといった特徴のない放課後等デイサービスであることの裏返しとも言えます。

このように、療育方針の明確さはそのまま療育の質に関わるので、各事業所のホームページで確認してみましょう。

放課後デイサービスの見極めポイント⑤対象児童の範囲

5つ目の見極めポイントは、対象児童の範囲です。なぜなら、対象児童が幅広い放課後等デイサービスは、療育方針にバラツキ生じる可能性があるからです。

例えば、グレーゾーンのお子さんに対して、集団活動でソーシャルスキルを身につけさせたいと考えたとします。

しかし、同じ空間に知的障害を伴う自閉症児がいたら、手にかかるその子にスタッフが付きっきりなってしまいます。

すると、手のかからないグレーゾーンのお子さんに狙った支援が行き届かない可能性があるのです。

そのため、気になっている放課後等デイサービスでは、どんな特性の子どもを利用しているのかを、調べるようにしましょう。

放課後デイサービスの見学ポイント①職員の働く様子

おつる

ホームページなどでいくら情報収集しても、実際に見学してみるとまた印象が異なるものです。
ここからは、見学するときのチェックポイントを3つお伝えします。

1つ目は、職員が働く様子です。職員間での声かけやアイコンタクトなどがない。また、忙しく動いて、一人ひとりの子どもとじっくり関われていない。

こんな状態で働く職員は、余裕を持って楽しく働けてあるのか怪しいです。

会社の風通しが悪いと、ゆくゆく子どもへの接し方に影響が及びます。

見学時に職員の働く様子に好印象を抱かなかった場合は、手を引くのも良いでしょう。

放課後デイサービスの見学ポイント②施設内環境

2つ目の見学ポイントは、施設内環境です。

いくら施設基準を満たしているとはいえ、子どもをのびのび預けるには、広い空間の方が良いですよね。

中には、「遊ぶ部屋と勉強部屋が明確に分かれていない」といった事業所もあるんです。

他にも、遊ぶ部屋と休憩室、個室がないところも実に多い…。

特に、聴覚過敏で騒がしいところから静かなところに避難する必要があるお子さんは、施設内の部屋数をよく確認しておきましょう。

おつる

なお、施設内がきれいに整理整頓されているのは最低限守られるべきことです。
部屋が汚いと、ダニやホコリの温床となり、気管支喘息やアレルギーに発展する可能性もありますよ。

放課後デイサービスの見学ポイント③利用する子どもたち

最後の見学ポイントは、利用する他の子どもたちです。「我が子は、ここの子どもたちとコミュニケーションとって活動に参加できそうか?」を考えながら、見学してみましょう。

例えば、あなたのお子さんが普通学級に在籍しているグレーゾーンの子どもだとします。

見学した事業所にいる他の子どもが、奇声や常同行動(例:指をクネクネ動かす、同じ場所を行き来する)をとっていたら、「うちの子とは合わないかも…」と感じるはずです。

利用したとしても、あなたのお子さんが我慢することが増えて、結果的に放課後等デイサービスを嫌になってしまう可能性があります。

そのため、利用者層と我が子にギャップを感じた際は、別の事業所を検討してみましょう。

おつる

本当は、あらゆる障害を持つお子さんも皆集まって、過ごせたら理想です。しかし、発達障害があっても、人間同士合う合わないがあります。そのため、別々の場所でイキイキする道を選んだほうがお互い幸せでしょう。

【注意点】放課後等デイサービスは後から変更しても良い

お子さんに少しでも良い放課後等デイサービスを選ぶのに躍起になるばかりに、「見極めることに一生懸命になりすぎて、結局どこも選べなくない…」なんてことは避けたいですよね。

そこで、おすすめなのが、一回でお子さんにぴったりの放課後等デイサービスを選ぼうとしないことです。

どうしても合わない事業所だったら、いつでも乗り換えることができます。

実は遅かれ早かれ、お子さんが成長してくると、放課後等デイサービスを変更せざるを得ない時がやってきます。

そのため、「いつかは放課後等デイサービスを変えるからまぁいいか!」と気楽に考えるくらいがちょうど良いですよ。

まとめ:お子さんにぴったりの放課後等デイサービスを見つけよう!

ここまで、放課後等デイサービスを選ぶ時の見極めポイント5つを詳しく紹介しました。

今回の見極めポイントは、それぞれかなりディープな内容なので、ぱっと見ただけでは、気になる放課後等デイサービスがどんなところなのか、わかりません。

そのため、ホームページをよく分析するだけではなく、実際に足を運んで雰囲気を感じ取ってくるようにしましょう。ぜひ、本記事を参考にしてくださいね。

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おつる
2児の息子の専業主婦です。長男は、ややADHD気質がありますが、毎日奮闘中。夫が、発達支援の仕事をしていたこともあり、いつも勉強になります。日々感じたことを子育てで役に立つノウハウとして記事でアウトプットしています。デザインが得意!ブログのサムネイル、アイコンなど、すべて手作りです!よろしくお願いします!