あなたは、放課後等デイサービスでプログラミングを勉強できるところはあるのかな?と気になったことはありませんか?
徐々にプログラミングが学べる放課後等デイサービスは増えてきていますが、まだまだ少ないのが現状です。
そこで、今回の記事では、放課後等デイサービスでプログラミングの探し方を解説。
さらに、放課後等デイサービスでプログラミングを学ぶメリットやデメリットもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
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プログラミングを勉強できる放課後等デイサービスが増えてきている!
近年、発達障害児向けの学童とも言える放課後等デイサービスが増えてきています。
各事業所は、自社のさまざまな特色を出していますが、中でもプログラミングを活動の一環として提供するところが出てきてました。
例えば、STEM-BOX(すてむぼっくす)という発達障害児向けのプログラミング教材は、全国の放デイに100以上導入されています。
そこまで、放デイにプログラミング教育が導入され始めている理由は何なのでしょうか?
次の章からは、放課後等デイサービスでプログラミングを学ぶメリットについて解説します。
放課後等デイサービスでプログラミングを学ぶメリット①発達障害と相性が良い
放課後等デイサービスでプログラミングを学ぶ一つ目のメリットは、プログラミングが発達障害の特性と相性が良いことがあげられます。
プログラミングの特徴は、パターンの連続です。
例えば、エレベーターの開閉をプログラミングで作ってみるとします。
すると、以下のように、フローチャートで明確に全体の流れを示すことが可能です。
上図のように、あいまいな仕組みではないので、特に自閉症などパターンで物事を理解する傾向にあるお子さんにとっては、理解しやすいはずです。
しかも、プログラミングという活動を介して、他者とやりとりできるので、無理なくコミュニケーション能力を培うことができます。
放課後等デイサービスでプログラミングを学ぶメリット②安く受講できる
二つ目は、プログラミングを安く受講できることです。
一般的なプログラミング教室の月額料金は、最低でも1万円はかかります。
その他、入会金やロボット費用など、追加でかかるものも多いです。
しかし、放課後等デイサービスの場合は、あくまで児童福祉法による福祉サービスの一環として、プログラミング授業をするわけなので、利用者負担額はグッと下がります。
一般的な世帯収入の場合、どれだけプログラミングを学んだとしても、月額4,600円を超えて支払うことはありません。
発達障害に詳しい職員にプログラミングを教えてもらえるので、リーズナブルで質の高いプログラミング授業を受けられるでしょう。
世帯収入が890万円以上の場合は、月額37,200円の上限になります。(2021年9月時点の児童福祉法規定)
放課後等デイサービスでプログラミングを学ぶデメリット①教室数が少ない
ここからは、放課後等デイサービスでプログラミングを学ぶデメリットについてもお伝えします。
一つ目のデメリットは、プログラミングを勉強できる放デイが少ないことです。
しかも、放課後等デイサービスは一日定員10人と決まっているところもあるので、人気だとすぐに定員が埋まってしまいます。
記事の冒頭でお伝えした、発達障害児向けのプログラミング教材(STEM-BOX)を導入した放デイは100以上のあるものの、まだ一部の県で普及していません。
教室を探すのが大変だったり、そもそもあなたの住む地域に存在していなかったりする可能性もあります。
放課後等デイサービスでプログラミングを学ぶデメリット②親の負担が大きくなる
放課後等デイサービスでプログラミングを学ぶ二つ目のデメリットは、親の負担が大きくなる可能性があることです。
プログラミングを提供する放デイの多くは、個別指導として、1時間ほどマンツーマン指導してくれる反面、以下のような可能性もあります。
- 送迎は親がやらなくてはいけない
- 預かり時間がプログラミングを学ぶ時間だけ
上記のような放デイだと、特に共働きの世帯には、なかなか時間を確保できないこともあるでしょう。
プログラミングを学ばせたいけど、親が時間を確保できないという状態になってしまう可能性があるのです。
プログラミングが学べる放課後等デイサービスを探す方法は3つある!
プログラミングを学べる放課後等デイサービスを探す方法は、主に以下3つあります。
- 直接、放デイに聞いてみる
- 相談員に聞く
- インターネットで検索する
直接、放デイに聞いてみる
最寄りの放課後等デイサービスで、「プログラミングを教えてくれるのか?」を電話や見学で確認してみましょう。
今はやっていなくても、お子さんに必要だと判断されたら、放デイの職員がプログラミングを学ぶ環境を用意してくれるかもしれません。
相談員に聞く
放課後等デイサービスなど、障害福祉のサービスを利用する家庭には、相談員という各関係機関と連携する役割の人が一人ついているはずです。
相談員は、いろんな放デイの特徴を把握していますから、どこの放デイならプログラミングが学習できるか知っているかもしれませんよ。
インターネットで検索する
「〇〇市 プログラミング 放課後等デイサービス」などと、インターネット検索もやってみましょう。
プログラミングを導入している放課後等デイサービスが見つかるかもしれませんよ。
また、LITALICO発達ナビのポータルサイトで放デイを探すのもおすすめです。
各都道府県の放デイ情報がわかりやすくまとまっている上に、各事業所のスタッフブロクを見ることができるので、どんな支援をしているのかも垣間見ることができます。
忙しい親なら、普通にプログラミング教室に通わせるのもアリ。
両親が共働きで忙しい場合は、放課後等デイサービスでのプログラミング学習ではなくて、普通のプログラミング教室に通うことをおすすめします。
なぜなら、プログラミングを指導する放デイは、預かり時間が短かったり、送迎がなかったりと、何かと親に負担がかかるからです。
そこで、オススメなのが、放デイと一般のプログラミング教室の併用です。
平日の放課後は、両親の仕事が落ち着くまで預かってもらい、プログラミング学習は平日の夕方や休日に行うのが無難でしょう。
発達障害のお子さんに特におすすめのプログラミング教室をまとめた記事がありますので、こちらも参考にしてください。
まとめ:放課後等デイサービス以外でもプログラミングは学べる!
ここまで、放課後等デイサービスでプログラミングを学ぶメリットやデメリットを解説しました。
発達障害のお子さんにとってメリットが大きいプログラミングですが、実際そこまでプログラミングを提供する放課後等デイサービスが少ないのが現状です。
最近は、発達障害のお子さんでもプログラミングを学べるサービスが多く普及しているので、これを機にぜひ利用を検討してみてください。
発達障害の相性が良いから、療育現場にもプログラミングが導入されつつある理由と言えますね!