あなたは、ITパスポートで大学受験をクリアできるのだろうか…と疑問に思ったことはありませんか?
実はITパスポートは、大学入学共通テスト(旧センター試験)の点数だけで合格できるか不安な方には、特におすすめの資格なんですよ。
そこで、今回の記事ではITパスポートが大学入試にどのように役に立つのか?を詳しく解説。おすすめの勉強方法もお伝えします。
ITパスポートについて詳しく知らない方は、ぜひ本記事で理解を深めてみてください。
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そもそも、ITパスポートとは?
ITパスポート(通称iパス)は、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。単にパソコンの操作スキルのことではなく、セキュリティの重要性やパスワード管理など、ITを上手に使いこなすための知識のことを指します。
そして、情報化社会となった現代では、ITパスポート需要は高まり、受験者は毎年増加傾向。2014年の67,326人だったのに対し、2021年には131,788人と約2倍となっています。
ただ、ITパスポートのことはわかったけど、「国家資格を高校生がわざわざ取る必要があるの?」と不思議に思いますよね。実は、受験に大いに役立つので、続きをご覧ください。
ITパスポートは大学入試で本当に役に立つのか?
一般入試ではテストの点数が重視されますが、推薦入試やAO入試だと、ITパスポート合格が受験基準となっているケースが多いです。
例えば、以下のような地方県立大学や私立大学では、ITパスポートを所持していることを条件に応募可能な大学があります。
- 長岡大学(県立)
- 専修大学(私立)
- 中京大学(私立)
- 情報源:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_22example/list_01_nyusi.htm
このようにITパスポートは、全国の大学で入試優遇されており、2022年時点で226校も導入されているんです。
つまり、ITパスポートを持っているだけで、ライバルと同じ土俵で戦わずに、大学受験に挑戦できるということになります。
ITパスポートを持っておくと、良いことがある?
ITパスポートという資格そのものが偉くなるわけではありませんが、勉強する過程で得られる知識は、高校生に役立ちます。
なぜなら、2024年度の大学入学共通テストから、「情報」という科目が新設されるからです。
そこで問われるのはITに関する知識。ITパスポートを勉強する中で、大学入学共通テストに必要な知識を吸収できます。
また、ITパスポートを取っておけば、大学入試の面接でアピールすることが可能です。「昔からパソコンが好きなんです」と言うよりも、「ITパスポートに合格しました」の方が志望動機の説得力は増します。
ITパスポートの試験内容は?
120分の試験時間で計100問が出題されます。すべて選択問題となっていて、出題分野は以下の3つです。
分野 | 内容 | 問題数 |
ストラテジ系 | 企業をどのように運営していくのか、経営に関する知識が問われる。 | 35問 |
マネジメント系 | システムやプログラムの開発・管理に関する知識が問われる。 | 20問 |
テクノロジ系 | パソコンの仕組み、セキュリティ、ネットワークなどIT技術に関する知識が問われる。 | 45問 |
そして、合格基準は以下の通りです。
【総合評価点】
600点以上/1,000点(総合評価の満点)
【分野別評価点】
ストラテジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
テクノロジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
- 総合評価点が600点以上でも、分野別評価点のいずれかが300点以下の場合は、不合格となります。
肝心の合格率は?高校生のITパスポートにとっては難しい?
ITパスポートの合格率は、社会人の場合約60%、高校生の場合は約30%です。
そして、通信講座のユーキャンによると、ITパスポートに合格するには180時間。毎日1時間の勉強を、半年間続ければ合格できると言うことになります。
それにしても、社会人に比べて高校生の合格率が低いのはなぜなのでしょうか?理由は今の高校生に、ITの経験が圧倒的に足りないからです。
高校生は大人のように、パソコンを使って仕事をするわけでもありません。そのため、ITパスポートの勉強内容が、なかなか実感できず記憶に定着しないことがあげられるでしょう。
高校生がITパスポートに合格するコツは?
高校生がITパスポートに合格するには、実際にパソコンに触れながら学ぶのが一番です。
いくら、参考書を読んでも普段からITを使いこなしていないと、記憶に残りません。
ITパスポートの勉強方法には、本や通信講座がありますが、どれも実際にITに触れるわけではないので、学んだことをすぐに活かすのが難しいです。
そのため、効率よくITパスポートの勉強をしたいなら、インプットしたものをすぐアウトプットするように心がけてください。
高校生がITパスポートを勉強できるおすすめ教室【ITeens Lab】
先ほど、ITパスポートの勉強には実際にパソコンに触れることが大切だとお伝えしましたが、いずれにしても独学でそこまでやるのはしんどいですよね。
そこで、おすすめなのが、ITパスポートの合格講座を提供しているITeens Lab(アイティーンズラボ)を活用することです。
日本で唯一、小・中・高校生向けのITパスポート合格講座を提供する教室ですよ。
ITeens Labは、日本で唯一小•中•高校生向けにITパスポート合格講座を開いているプログラミング教室。
受験に必要な知識をすぐにアウトプットできるので、ITパスポート合格により記憶に定着しやすいはずです。
ちなみに、テキストの使い方や受験の仕方など、細かいところまでフォローしてくれますよ。ぜひ活用してみてください。
ちなみに、すでに一期生で合格者が出ています!
仲間と励まし合いながら、頑張っていきたいと考える高校生の方は、ぜひエントリーしてみましょう。
【注意】こんな高校生にはITパスポートは必要ない
難関大学を受験する高校生の場合は、ITパスポートは必要ありません。むしろ、普通の受験勉強に時間を使ったほうが良いです。
例えば、北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学など難関国立大学では、純粋に学力を問われます。
そもそも、難関大学ではITパスポートが入試優遇になっていないので、資格勉強に費やす時間がもったいないです。
そのため、偏差値の高い大学を志望する高校生は、純粋に受験勉強に時間をたくさん使いましょう。
地方の県立大学や私立大学を目指す高校生にはおすすめ
序盤でも述べましたが、ITパスポートの入試優遇になっている大学の多くが、地方県立大学や私立大学です。
偏差値で言うと、50あるかないかくらいのレベルの大学になります。
そのため、偏差値50くらいの大学を目指していて、かつ推薦入試やAO入試など、受験方法の幅を増やして合格のチャンスを広げたい!
こんな高校生にはITパスポートはうってつけです。「自分に当てはまるなぁ」と思った高校生の方は、ぜひITパスポートを取得してみましょう。
【まとめ】ITパスポートは、大学入試で役に立つ!
結論、ITパスポートは地方県立大学や私立大学を志望している高校生におすすめの資格です。
推薦入試やAO入試では、ITパスポートの所持を条件に受験できる大学もあるので、あなたが志望する大学の募集要項をよく確認してみましょう。
一般入試だけで勝負するのが不安な方は、推薦入試とAO入試で、チャンスを広げるのも受験戦略の1つです。
ちなみに、記事の後半で紹介したITeens Labは、日本唯一小・中・高校生向けに開講されたITパスポートを学べる教室です。
毎週金曜日、19時から20時半の90分間無料で見学できますので、興味のある方はぜひ申し込んでみて下さい。
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