保育園の選び方がわからない!?優先順位の決め方5選を解説します!

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「保育園の選び方を知りたい」

「選ぶ優先順位は何があるのだろう…」

上記のように、気になってはいませんか?

初めて子どもを保育園に入れるとなると、どんな保育園を選んだら良いのか迷ってしまいますよね。

そこで、今回の記事では、保育園を選ぶ時の優先順位を5つ詳しく解説していきます。

ただ単に、「家から近いところにしようかな…」と思っている方こそ、本記事を参考にして保育園選びをしてみてください。

保育園の選び方は慎重に。家から近いという理由だけで決めるのは危険

保育園を選ぶ時に「なんとなく家から近いから…」と考えてしまってはいませんか?

家から近い保育園を選ぶのは悪いことではありませんが、それだけで保育園を決めてしまうのは危険です。

なぜなら、親が求める保育とその保育園の方針がミスマッチしてしまう可能性があるからです。

例えば、少人数のクラスでのびのび遊んでほしいと思っていても、家から近い保育園が大規模な園だったら、がっかりしてしまうかもしれません。

そのため、保育園を選ぶ時は、簡単に家が近いからと言う理由で選ばないようにしましょう。

おつる

「家から近い=ダメ」だと言っているわけないので安心してくださいね。

記事の後半には、家から近いことを優先順位として紹介していますよ。

先輩パパママはどんな優先順位で保育園を選んだのか?

小学館集英社プロダクションのアンケート調査(2020年)によると、すでに利用する保護者が保育園と幼稚園選びで大切にしたポイントが紹介されています。

おつる

保育園と幼稚園とでは選ぶ優先順位が異なります。

それぞれ、確認していきましょう。

保育園を選ぶ優先順位

出典:https://edtechzine.jp/article/detail/4609#より筆者が作成

保育園選びで「とても重視する」「重視する」とした保護者の割合を見てみましょう。

「通いやすさ」(96.1%)、「先生の質」(91.5%)、「保育・教育方針」(81%)、「保育時間」(80.9%)が優先順位として高いことがわかります。

サービス(※)は、延長保育や課外の習い事を指します。

幼稚園を選ぶ優先順位

出典:https://edtechzine.jp/article/detail/4609#より筆者が作成

一方で、幼稚園選びの「とても重視する」「重視する」を選んだ保護者の割合を見てみましょう。

「先生の質」(94.2%)、「保育・教育方針」(92.5%)、「通いやすさ」(89.8%)、「周囲の評判」(86.9%)が上位をしています。

逆に、保育園では上位に入っていた「保育時間」の割合が、56.9%と低いことがわかります。

おつる

次の見出しからは、保育園と幼稚園を選ぶ優先順位がなぜ違うのかをお伝えしていきます。

保育園と幼稚園では、選び方の優先順位がどうして異なる?

もう一度、保育園と幼稚園の選ぶ優先順位のアンケート結果を思い出してみましょう。

保育園と幼稚園の選ぶ優先順位上位4つ
保育園幼稚園
1位通いやすさ(96.1%)先生の質(94.2%)
2位先生の質(91.5%)保育・教育方針(92.5%)
3位保育・教育方針(81%)通いやすさ(89.8%)
4位保育時間(80.9%)周囲の評判(86.9%)

両者の優先順位を見比べてみると、保育園は「通いやすさ」を重視する親が多く、幼稚園は「先生の質」を重視する親が多いということになります。

この違いが起きる要因として、2つの施設がそれぞれ目的が異なることが理由にあげられます。

保育園は子どもを預ける場所

保育園は、厚生労働省が管轄する児童福祉施設の一つです。

児童福祉法には、以下のように保育園の目的が示されています。

保育所は、保育を必要とする乳児・幼児を日々保護者の下から通わせて保育を行うことを目的とする施設(利用定員が二十人以上であるものに限り、幼保連携型認定こども園を除く。)とする。

引用:児童福祉法第39条

仕事や家庭の事情により、自宅で保育ができない子どもを預かる施設が保育園と言えます。

また、幼稚園が教育の要素が強いの対し、保育園は教育というよりも預かる要素が強いです。

そのため、幼稚園より保育時間が長く、朝7時半頃から夕方5時、6時前後まで預けることができます。

親の都合で子どもを預けるニーズが高いため、「通いやすさ」(96.1%)や「保育時間」(80.9%)が優先順位として高いと予想されます。

幼稚園は子どもを教育する場所

一方で、幼稚園は文部科学省が管轄する教育施設の一つです。

小学校や高校と位置づけ的には、同じということになります。

学校教育法で規定されている幼稚園の目的は、以下のとおりです。

幼稚園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする。

引用:学校教育法第22条

幼稚園は、小学校に行く前段階の教育施設です。

小学校と同じように夏休みや冬休みがありますし、保育時間は9時〜14時頃と決まっています。

このように、幼稚園は学校と同じく教育施設のため、「先生の質」(94.2%)や「保育・教育方針」(92.5%)の優先順位が高いのは、うなづけるでしょう。

保育園の選び方の優先順位①自宅や職場からの通いやすさ

おつる

ここからは、保育園を選ぶ優先順位を5つ紹介します。

まず、保育園を選ぶ上で考えたい優先順位は、自宅や職場からの通いやすさです。

共働きや片親世帯の場合だと、自由に使える時間が少ないので、保育園までのアクセスが簡単な場所を選ぶこともアリでしょう。

あまりにも、通いにくい保育園だと以下のような困りごとが生じる可能性があります。

  1. 悪天候のときに、通いにくい
  2. 子どもが熱を出したときに、すぐにお迎えに行けない
  3. 子どもの送り迎えに時間がかかりすぎて、仕事、家事、そして育児に余裕がなくなる

自宅や職場からの距離が遠いと、雨や雪が降ったときに、保育園までの送るのに余計な時間がかかってしまいます。

また、子どもが熱を出したときに、すぐにお迎えに行くこともできません。

さらに、子どもの送迎に時間がかかりすぎると、自分に余裕がなくなってしまいます。

自分に余裕がなくなると、仕事や家事で些細なミスをしてしまうかもしれません。

また、子どもに強くあたってしまったり、きちんと話を聞いてあげられなかったり可能性もあるでしょう。

そのため、自宅や職場から近い保育園を選ぶことは、優先順位としては高い位置づけになります。

保育園の選び方の優先順位②先生の質

次に、考えたい優先順位は、先生の質です。

平均で8時間も子どもが過ごす保育園ですから、子どもについてよく分かる先生のほうが心強いですよね。

また、残念ながら、世の中には、質の悪い先生がいる保育園が存在します。

東京都世田谷区の区立保育園で、保育士が園児の嫌がる不適切な行為を繰り返していた問題で、区は、発覚した行為のすべてが「心理的虐待にあたる」と認定した。(中略)行動がゆっくりの園児に「まだ終わってなかったのか」と言いながら、頭の上に音がするくらい(の強さで)両手を振り下ろしてあてた。

引用:https://www.asahi.com/articles/ASP2H7J10P2HUTIL01Z.html(朝日新聞デジタル、2021年2月16日)

「虐待がない」というのは、保育の質を語る上で最低限守らなくてはいけないことです。

子どもが楽しく過ごすためには、そこで子どもに関わる先生の質が非常に重要と言えます。

保育園の選び方の優先順位③保育・教育方針

その次に、考えるべき優先順位は、保育・教育方針です。

保育園は、基本的には「子どもを預かる場所」の意味合いの強い施設ですが、保育園によって特色はそれぞれあります。

保育園でも、幼稚園のように、ひらがなカタカナや数字計算、漢字、体操、水泳、ピアノなどを教えてもらえるところもあるのです。

また、園の方針として0歳児クラス・1歳児クラス…と年齢ごとにクラス分けする「年齢別保育」をするところもあります。

一方で、異なる年齢の子どもが同じ空間で交流する「異年齢保育」をする場所も。

子どもが入園する年齢にあった保育・教育方針の保育園を選んでみましょう。

保育園の選び方の優先順位④保育時間

4つ目の保育園を選ぶ優先順位は、保育時間です。

子どもを預ける時間が長いほど、働く親にとっては、ありがたいですよね。

児童福祉法第34条では、一日の保育時間は8時間と決まっていますが、延長保育をする保育園も多く11時間預かってくれる園もあります。

保育園の選び方の優先順位⑤周囲の評判

最後に紹介する保育園を選ぶ優先順位は、周囲の評判です。

保育園を見学したときに、施設環境を見たり、先生に話を聞いたりしても、実際に利用してみないことにはわからないことも多いものです。

気になっている保育園を先に利用している保護者の生の声があったら、ぜひ参考にしたいですよね。

保育地図であれば、地名だけ検索すれば、近くの保育園の口コミをすぐに教えてくれるので、一度試してみる良いでしょう。

保育園に入った後に、優先順位の違いに気づく親も多い!

今回の記事では、小学館集英社プロダクションのアンケート調査(2020年)に基づき、「通いやすさ」を保育園を選ぶ優先順位の1位にあげました。

しかし、別のSUMMOのアンケート調査(2017年)によると、入園後に気づいた優先順位1位は、「保育士の質・数」がだったことがわかります。

入園前は、親の都合を重視した保育園選びをしていた保護者が多いですが、入園後は「保育の質」が大切だと感じているようですね。

一概に、通いやすい保育園が悪いわけではないですが、ご自身の都合と子どもに良いことを照らし合わせて、保育園選びができると良いでしょう。

まとめ:保育園を選ぶ優先順位は、家庭によって異なる!

ここまで、保育園の選び方の優先順位について詳しく解説してきました。

多くの保護者が、自宅や職場からの「通いやすさ」を優先順位としていることがわかりました。

ただ、入園後は、「保育の質」を大切にしていることもわかりましたね。

一概に、家から近い保育園を選ぶことが悪いわけではありませんが、自分の家庭事情と相談しながら、保育園選びをやってみてください。

ちなみに、習い事の選び方にも優先順位がありますので、教育熱心な親御さんはこちらの記事も参考にしてみてください!

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おつる
2児の息子の専業主婦です。長男は、ややADHD気質がありますが、毎日奮闘中。夫が、発達支援の仕事をしていたこともあり、いつも勉強になります。日々感じたことを子育てで役に立つノウハウとして記事でアウトプットしています。デザインが得意!ブログのサムネイル、アイコンなど、すべて手作りです!よろしくお願いします!