スクラッチには、もともといろんなスプライト(画像)が無料提供されています。
しかし、お子さんの中には、
自分で書いた絵をスクラッチに取り込んで、プログラミングで動かしたい!
上記のような場合があるのではないでしょうか。
そこで、今回の記事では、手書きしたイラストをスクラッチに入れる方法を画像付きで詳しく解説します。
また、手書きのイラストをスクラッチに入れると、イラストの周りの背景が残ったままになってしまいます。
そのため、不必要な背景を消す方法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
![](https://i0.wp.com/defourunity.com/wp-content/uploads/2023/02/手書きのイラスト.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/defourunity.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG_0563.jpg?resize=100%2C100&ssl=1)
それでは、頑張っていきましょう!
Table of Contents
スクラッチにイラストを取り入れる流れ<プリンターが必要>
スクラッチに手書きのイラストを取り入れる大まかな流れは、以下の通りです。
- 手書きイラストを用意する
- プリンターでスキャンする
- スクラッチからスプライトをアップロードする
- イラストの不必要な背景を消す
2番目の「プリンターのスキャンする」では、プリンターが必要となります。
プリンターでスキャンする場合は、png形式がおすすめです。
プリンターの種類によっては、デフォルトでは、PDF形式になっていることが多いので、気をつけましょう。
しかし、プリンターがない方は、スマホで写真撮影してそのままパソコンに送信して対応しましょう。
なお、写真を撮影する場合は、イラストに対して水平かつ綺麗に撮影するようにしてください。
すると、後からスクラッチに写真を取り込んだ後の調整がやりやすくなります。
次の章から、3番目の「スクラッチからスプライトをアップロードする」から、詳しく解説していきます。
ステップ①イラストをアップロードする
![](https://i0.wp.com/defourunity.com/wp-content/uploads/2023/02/スライド1.png?resize=728%2C410&ssl=1)
スクラッチの画面を立ち上げた状態で、スプライトをアップロードを選択します。
次に、事前にスキャンしたイラストをアップロードしてください。
なお、もともと存在しているネコのスプライトは削除しても構いません。
![](https://i0.wp.com/defourunity.com/wp-content/uploads/2023/02/スライド2.png?resize=728%2C410&ssl=1)
アップロードが終わると、画面右上にスキャンしたイラストが反映されます。
名前は、「パトカー」など、好きな名前に変えておくとわかりやすいです。
![](https://i0.wp.com/defourunity.com/wp-content/uploads/2023/02/スライド3.png?resize=728%2C410&ssl=1)
画像の向きがおかしいので、「向き」を調整して、パトカーのタイヤが下に来るようにしましょう。
なお、事前に画像の向きを直した上で、スクラッチにアップロードするのも一つの方法です。
ステップ②イラストの不必要な背景を消す
![](https://i0.wp.com/defourunity.com/wp-content/uploads/2023/02/スライド4.png?resize=728%2C410&ssl=1)
右下の背景選択画面で、任意の背景を設定してください。
すると、イラストの周りの白い部分(紙の部分)が残っていることがわかりますね。
これをなんとかしなければ、スクラッチのゲーム作りの邪魔になってしまいます。
そのため、この白い部分をキレイに消していきましょう。
![](https://i0.wp.com/defourunity.com/wp-content/uploads/2023/02/スライド5.png?resize=728%2C410&ssl=1)
まずは、左上の「コスチューム」を選択すると、上部の画面になります。
![](https://i0.wp.com/defourunity.com/wp-content/uploads/2023/02/スライド6.png?resize=728%2C409&ssl=1)
消しゴムを選択した上で、真ん中の編集画面で白い背景部分をこすると、その部分が消えていることがわかりますね。
消す箇所を間違えた場合は、画面左上付近にあるバックボタン(左矢印マーク)を押しましょう。
![](https://i0.wp.com/defourunity.com/wp-content/uploads/2023/02/スライド8.png?resize=728%2C409&ssl=1)
必要に応じて、消しゴムの大きさを変えて、おおざっぱに消していきましょう。
ステップ③拡大・縮小をしてさらにキレイに背景を消す
![](https://i0.wp.com/defourunity.com/wp-content/uploads/2023/02/スライド9.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
消しゴムのサイズを小さくした上で、編集画面の右下でイラストを拡大しましょう。
すると、細かい背景部分までキレイに消すことができるようになります。
Ctrlを押しながら、マウスのスクロールを動かしても拡大・縮小ができます。
![](https://i0.wp.com/defourunity.com/wp-content/uploads/2023/02/スライド10.png?resize=728%2C410&ssl=1)
キレイに消すと、上記の画像のように、スプライトのできあがりです。
![](https://i0.wp.com/defourunity.com/wp-content/uploads/2023/02/スライド11.png?resize=728%2C410&ssl=1)
ちなみに、色塗りも簡単にすることができますよ。
![](https://i0.wp.com/defourunity.com/wp-content/uploads/2023/02/スライド12.png?resize=728%2C410&ssl=1)
最後に、スプライトの位置を下に移動させておくと、見た目は完成しました!
【追加】背景を消した手書きのイラストを動かしてみよう!
![](https://i0.wp.com/defourunity.com/wp-content/uploads/2023/02/スライド13.png?resize=728%2C410&ssl=1)
上記のブロックを組み合わせる編集画面に、左側からブロックを組み合わせていきます。
以下の画像は、拡大したものです。同じように組み合わせてみてください。
![](https://i0.wp.com/defourunity.com/wp-content/uploads/2023/02/スライド拡大.png?resize=687%2C680&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/defourunity.com/wp-content/uploads/2023/02/スライド14.png?resize=728%2C410&ssl=1)
ブロックを積み上げたら、ゲームの完成です。
旗マークを押してから、左方向キーと右方向キーでイラストを動かしてみましょう。
左右に動いたら、プログラムはうまく動いているので、成功しています。
まとめ:自分が書いた絵でもスクラッチでゲーム制作ができる
ここまで、手書きのイラストをスクラッチに取り入れて、さらに不必要な背景部分を消す方法を画像付きで詳しく解説してきました。
スクラッチには、もともといろいろな素材が入っていますが、それでも自分オリジナルの絵を入れたいケースもあるかと思います。
お子さんのやりたい気持ちを損なわずに、ゲーム制作をできるだけ応援していきましょう。
最後まで、記事を読んでいただき、ありがとうございました。
※下記間違えたのでもう一回送ります。 名前も変えました。
そんな背景の消し方があったなんて私は知らなかったです!ありがとうございました。ぜひ参考にさせていただきます!
ハムリ様
コメントいただき、誠にありがとうございます!
とても励みになります。ぜひ、スクラッチをお子様と一緒に楽しんでくださいませ。
ありがとうございます。また、コメントする機会があったらコメントさせていただきます。