今回の記事では、スクラッチで作るハロウィンのキャッチゲームを作る方法を解説しています。
緑の旗をクリックすると、ゲームをプレイできます。
- スクラッチをやらせてみたい
- プログラミングに興味を持ってもらいたい
- パソコンに慣れ親しんでほしい
など、お子さんがスクラッチを始めるきっかけにしてもらえたら幸いです。
この記事で紹介している手順通りに、ゲームを作っていけば、立派なスクラッチゲームが完成します。
ぜひ、最後まで取り組んでみてください。
Table of Contents
【はじめに】オリジナル教材をご活用ください
今回紹介するハロウィンゲームを作るにあたり、当ブログで素材を用意させていただきました。
完全オリジナルのキャラクター・背景ですので、ご自由にご活用ください。
なお、商用利用など著作権に違反しない程度にご利用お願いします。
素材はスクラッチに公開しておりますので、「リミックス」を押して、そのままゲーム制作に入ってください。
【ハロウィンゲーム】手順①背景の切り替えを作る
まずは、スプライトのタッチボタンを選択しておきます。
その状態で、イベントの旗マークを真ん中へ持っていきましょう。
次に、「このスプライトが押されたとき」に「メッセージ1を送る」を上の画像のように配置します。
メッセージは、クリックして手入力で「背景を変える」に変更しておきましょう。
旗を押したら、まずタッチボタンを表示するために、「表示する」を旗のブロックの下におきます。
そして、「背景を変えるを送る」の後に、このスプライトを隠しておきましょう。
次に、「背景を変える」を送ったので、それを受け取るための仕組みを作っていきます。
ハロウィンゲーム②キャラクターのセレクト画面を作る
次に、ステージを選択しておきます。
自分がどのスプライトを選択しているのか、意外と忘れがちなので、意識しましょうね!
まず、①ゲーム開始時に、背景1にするように設定します。
次に、②先ほど作った新しいメッセージ「背景を変える」を受け取ったら、ステージを背景2にしましょう。
その次に、③背景2になったら、「表示せよ」を送ります。そのために、④新しく「表示せよ」を作っておいてください。
次は、選択用女の子を選んでおきます。
①ゲーム開始時は、女の子は隠しておきます。
そして、②「表示せよ」を受け取ったら、女の子を表示しましょう。
男の子も全く同じブロックの組み合わせをしてください。
すると、上の動画のように、タッチボタンを押したら、キャラクターセレクトの画面で表示されるようになりました!
ハロウィンゲーム③キャラクターを選ぶ仕組みを作る
まず、男の子を選んだ上で、①このスプライトが押されたら、②「男の子でプレイする」メッセージを新しく作ってください。
その後、③背景3へ。背景が変わったら、④男の子を隠します。
この男の子は、あくまで選択用であって、実際に動かす男の子ではありません。そのため、隠す必要があります。
⑤「女の子を隠す」のメッセージを新しく作って、送りましょう。
では、今度は女の子も同じくブロックを重ねておきます。
ただし、①「女の子でプレイ」の新しいメッセージを作り、②「男の子を隠す」の新しいメッセージも作っておいてください。
男の子のスプライトで作った新しいメッセージ「女の子を隠す」を受け取った時、この女の子は必要なのにで、隠しておきます。
同じく、男の子を隠すを受け取った時は、男の子は必要ないので、隠しておきましょう。
今度は、プレイヤーを選んだ上で、これまで作ったメッセージを活用していきます。
まず、男の子でプレイするなら、プレイヤーそのものを表示した上で、さらにコスチュームを男の子に変えます。
一方で、女の子でプレイするなら、プレイヤーそのものを表示した上で、さらにコスチュームを女の子に変えましょう。
プレイヤーには、すでに男の子と女の子、それぞれの画像が入っています。
ハロウィンゲーム④プレイヤーを動かしてあめをキャッチする
まずは、プレイヤーを左右に動かす仕組みを作ります。
①ゲーム開始時は、プレイヤーは隠しておきます。そして、②最初の位置をx座標=0、y座標=-115としておきましょう。
③移動は、マウスのx軸の動きで管理します。
④マウスの動きが”ずっと”と対応するように、繰り返しの「ずっと」のブロックを入れておいてください。
x軸とy軸は、プレイヤーの位置を決定できます。
今回は、背景の真ん中の下あたりに、配置したいので、x座標=0、y座標=-115にします。
次に、キャンディーを落とすために、「キャンディーを落とす」の新しいメッセージを作っておきましょう。
男の子でプレイする、女の子でプレイする、それぞれの一番下のブロックに置いておきます。
キャンディーのスプライトを選んでおきます。
「キャンディーを落とす」メッセージを受け取ったら、①「1秒待ってクローンを作る」、この仕組みを「ずっと」で回していきましょう。
次に、クローンされた時の仕組みを作りますが、その前に、音を入れておいてください。今回は、「Coin」にしておきます。
①クローンされたら、まずキャンディーそのもののスプライトを表示します。
そして、②キャンディーがクローンされる位置を決めます。今回は、Y座標=120。X座標は、-200〜200のランダムに設定しましょう。
演算の「1から10までの乱数」を活用しますが、ランダムで数字を扱いたいときに便利です。
③クローンされたキャンディーは、画面の下またはプレイヤーに触れるまで、下に-8ずつ移動させていきます。
④プレイヤーに触れたら、音を鳴らすようにします。
⑤最終的には、クローンを消しましょう。消しておかないと、どんどんいらないキャンディーが溜まってしまいます。
さらに、プレイヤーがキャンディーに触れたら、とくてんが入るようにしましょう。
「変数を作る」を選んで、「とくてん」と名前をつけます。
キャンディーのスプライトにある、とくてんに関するブロックを上のように、入れてください。
すると、下の動画のように、プレイヤーがキャンディーに当たると、とくてんが追加されます。
ハロウィンゲーム⑤得点に応じてキャンディーと背景を変える
先ほど、作った新しい変数「とくてん」を活用して、条件を作っていきます。
まず、①とくてんが10になったら、1秒待って、その後あめ2のコスチュームに切り替えます。
その後、同様に、②とくてんが20、30、40、50、60になった時も、コスチュームを切り替えます。
最後の③とくてんが60になった時は、「すべてを止める」で、ゲーム全体を停止させましょう。
次に、とくてんによって、背景を切り替えましょう。
①とくてんが20になったら、背景4。
②とくてんが40になったら、背景5。
③とくてんが60になったら、背景6。
このようにします。
そして、④とくてんが60になったときは、「プレイヤーを隠す」の新しいメッセージを作っておきます。
プレイヤーを選んだ上で、プレイヤーを隠すを受け取った時に、「隠す」をしておきます。
以上にて、今回紹介するハロウィンゲームは完成しました。
最後まで、よく頑張りました!お疲れ様でした。
まとめ:他のゲームもどんどん作ってみよう!
ここまで、ハロウィンのキャッチゲームをスクラッチで作る方法を紹介していきました。
手順通りに作れば、初めてのスクラッチでもそこまで難しく感じないはずです。
お子さんがスクラッチを楽しんでいる様子であれば、他のゲームも作ってみましょう。
たくさん作ることで、プログラミングが好き!得意!だとお子さんが感じるようになるかもしれません。
他のゲームの作り方の記事も紹介しておきますので、ぜひ当ブログをブックマークしていただき、お時間のある時に取り組んでみてください。