「周りの子どもはできているのに、うちの子はできていない…」「親が期待するように成長してくれない…」と子育てに悩んでいませんか?
親としては、子どもが将来困らないように、できる限りのことをしてあげたいと思うものですよね。
しかし、何から始めたら良いのかわからない…そんなふうに日々悶々としていることでしょう。
そこで、今回の記事では、発達障害児のために親ができるたった3つのことを詳しく紹介します。
発達障害児の親御さんだけでなく、自分の子どもの成長を第一に考えている親御さんも必見です。
ぜひ、続きからご覧ください。
Table of Contents
発達障害だとわかったら、親が最初に考えてほしいこと
現在、自分の子どもを目の前にして、「なんでこんなこともできないの?」「何回注意してもいうことを聞かない」と、子育てに大変苦労していることでしょう。
しかし、最初に「最終的に我が子にどうなってほしいのか?」という最終地点を想像してみてください。
先に結論を述べると、「高校卒業後に一人前に稼いで日常生活が自立できればそれで良い」とたどり着く方がほとんどです。
そして、我が子の最終ゴールが決まってから、逆算して「今から何をどのレベルまでやらなくてはいけないのか?」「逆に、何をしなくても良いのか?」を考えましょう。
すると、目の前の子育てに焦りと不安をそこまで抱く必要がなくなります。
【これだけ】発達障害の子どもに親ができることは3つある
お子さんが発達障害だとわかったら、以下の3つポイントを押さえて子育てに向かうと良いです。
- たくさん運動する機会を作る
- 勉強のやり方を変える
- 強みを伸ばす(プログラミングなど)
上記の3つの試みは、発達障害の子どもが将来社会で自立して暮らしていくために、必ず必要になることです。
どれか1つだけではなく、可能な限り全てのポイントを押さえて、子育てに応用してください。
次の章から、親ができることをそれぞれ1つずつ詳しく解説していきます。
発達障害だとわかったら親ができること①たくさん運動する機会を作る
親ができる1つ目のことは、たくさん運動する機会を作ることです。
現代の子どもは運動不足と言われていますが、発達障害の子ども脳と体の成長を促すためには運動は欠かせません。
特に、支援学級に通っていて親が毎日送り迎えをしている。放課後等デイサービスが送り迎えしてくれる。
そんなお子さんは、登下校時に歩くこともせず、放課後に友達と公園で遊ぶこともありません。必然的に運動量が下がってしまうのです。
そして、最も重要なこととして、運動が足りないと以下の発達ピラミッドの一番の基礎が育ちにくくなります。
つまり、一番基礎の運動をたくさんやって感覚を育てないと、一番上の学力やコミュニケーションが育たないと言えるのです。
勉強ができない、友達とうまく遊べない
と困っている親御さんはたくさんいますが、実はもっと根本的な感覚の問題があることをぜひ知っておいてください。
このように、学力やコミュニケーション能力を高めたいと思っている親こそ、子どもに運動をたくさんさせて、脳と体の発達を促すようにしましょう。
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発達障害だとわかったら親ができること②勉強のやり方を変える
親ができる2つ目のことは、勉強のやり方を変えることです。
発達障害の子どもは認知特性にばらつきがあって、得意なところと不得意なところが極端です。
そのため、普通の授業を受けていたら、ついていけなくなって、勉強が嫌いになってしまいます。
そこで、子どもの苦手な勉強を重点的に勉強したり、得意な勉強方法で教えたりする必要があるのです。
いわゆる、「合理的配慮をする」ということですが、子どもを取り巻く環境を柔軟に変えていきましょう。
そして、発達障害があっても周りの子どもと同じように学びの機会をしっかり保証してあげてください。
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発達障害だとわかった親ができること③強みを伸ばす
3つ目の親ができることは、子どもの強みを伸ばすことです。
うちの子に強みなんて…と思うかもしれませんが、少なくとも苦手な勉強やコミュ力を鍛えようとするのはやめましょう。
子どもも苦しいですし、子どもが思うように行動してくれないと親もしんどくなります。
そして、発達障害の子どもの強みを伸ばすに一番おすすめなのは、実は、プログラミング教育です。
対面でのコミュニケーションを必要とせず、学力もあまり関係ないプログラミングは子どもの好奇心をくすぐるだけではなく、将来の仕事にも直結します。
プログラミングの他にも、デザインや動画編集など、発達障害児とデジタルは相性が良いので、ぜひやらせてみてください!
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日常生活を営む上で必要な学力は、小学4年生レベルだといわれています。
そのため、プログラミングなどの学習と並行して、将来困らないレベルの読み書き計算能力(小学4年生レベル)を、高卒まで身につけるように子育てすると良いでしょう。
【注意】普通に近づける子育ては自己肯定感を下げてしまう
発達障害の持つ親の中には、周りの子と同じくらいの水準までできるように教育する、いわば普通にしたがる方もいます。
しかし、普通に近づける子育ては、子どもも親も苦しくなります。
仮に、学年相応の学力を身につけさせるために、無理に塾に通わせたり、普通学級に在籍させ続けたりしたとします。
すると、できない自分を常に押し付けられた子どもは自信を失い、最終的には不登校になるでしょう。
これを「二次障害」と言いますが、一度二次障害になると普通の状態に持ち直すのは厄介です。
心が先に潰れてしまうと、親に心を開かなくなる可能性もあるので、ぜひお子さんの気持ちに寄り添って自己肯定感を育む関わりをしてみてください。
【超重要】将来どうやって稼ぐか?まで真剣に考えるべし
現在、小学生や中学生のお子さんを持つ親御さんは、目の前のテストの点数やコミュニケーション能力の乏しさに困っていることでしょう。
しかし、将来的にはいつかは親元を離れて、稼いで納税者となります。
そのため、目の前の問題だけではなく、将来子どもがどう稼いでいくか考えてください。
もう一度言います。
遠い先の話だと思わずに、具体的にどんな仕事だったら、お子さんは世の中に価値提供してその見返りのお金をもらうことができそうでしょうか?
将来稼ぐことを考えると、実はテストの点数よりも、タイピングスキルを鍛えた方がはるかに仕事では役に立つことも多いです。
また、早いうちにプログラミングスキルを身につけておけば、日本人の平均年収以上に稼ぐこともできるかもしれません。
先ほども述べましたが、発達障害とデジタルとの相性は抜群です。
- タイピングスキルやプログラミングスキルを活かす。
- 自分のペースを守りながら在宅ワークを選ぶ。
- そして、人とのイレギュラーなコミュニケーションを極力少なくして仕事する。
上記のような戦略をとれば、コミュニケーションが苦手でも字が汚くても、多動だったとしても、きっとあなたのお子さんも将来、立派に働くことができるはずです。
実は、将来どうやって稼ぐのかを早い段階から考えないがために、発達障害の子どもの3割が新卒で入った会社を1年以内に離職していることがわかっています。(厚生労働省の報告)
離職する原因は、本人の特性と仕事の種類のミスマッチに行き着きます。
そのため、まだまだ遠い話と思わず、お子さんが仕事を選べるように、今から準備しておくと良いでしょう。
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まとめ:発達障害だからこそ個性を大切に。強みを伸ばしましょう
どんな子どもでも個性を大切にして、生き生きと暮らしてほしいと願うのが親です。
しかし、周りの子が当たり前にできているのに、うちの子はできていない実情を目の当たりにすると、「なんとか普通に近づけないと…」と焦ってしまいます。
そこで、今回の記事の冒頭でお伝えしたように、子どもにこうなってほしいという「最終地点」を思い描くことで、今の子育てのやり方に焦りが少なくなるはずです。
ぜひ、今回の記事で親ができることを1つでも、お子さんに実践してみてください。
また、わからないことがあればお問合せフォームから、なんでも質問していただいても構いません。
ぜひ、気軽に相談していただけたらと思います。
最後まで、読んでいただきありがとうございました!
子育てハック大全に訪れていただきありがとうございます!
管理人のおつると申します。